戻りたい3分 何故こうなった
3分であることに意味はありません。
5分で作るカップ麺もあれば、1分のものもあります。
光の巨人も活動時間が2分30秒の方もいれば、地球生まれだから時間制限がない方もいます。
3分に拘る必要はありません。
私はそれを、2倍に増えた授業時間から学びました。
だから私は理事長に、普通であることの大切さを伝えに行きます。
さあ、理事長室のドアを開けましょう。
「・・・・・・君か」
理事ちょおおおおおおおおお!
やつれたで表現できる範囲を超えてらっしゃる!
「授業時間を延ばしたら生徒たちからは非難の嵐。先生達からは授業時間が余ると文句の嵐」
理事長、誰にも受け入れてもらえなかったんですね。
私も受け入れていません。
「PTAは大学授業の先取りって好評だったが」
受け入れてもらえてんのかよ!
心配して損したよ!
「理事長・・・・・・普通が一番なんですよ」
「だが大学と同じ授業時間を実説している事が話題を呼び、今年の受験者数がすごいことに。PTAの方々も、口コミで知ったようだし」
理事長が私の肩をつかむ。
「元に戻したら責任問題になる!このままにすれば学校の皆から毎日文句を言われる!私はいったいどうすればいいんだ!?」
理事長が私を激しく揺さぶる。
「あの日のように、私に知恵を授けてくれ!」
生徒に頼るな理事長!
ああ。ああ・・・・・・3分前の理事長室に入る前に戻って、どこか遠くに逃げたい。
1年後には当たり前になりました