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3分  作者: sabo10
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偉大なる3分 それは始まり

3分という時間は偉大である。

光の巨人は3分以内に敵を倒し、カップ麺だって作れる。

さらにボクシングの1ラウンドである。

1分を3回体験出来るし、1秒なら180回体験できる。

ああ、なんと濃密な時間なんだろうか、3分。

3分あれば全て事足りる。

だから私は宣言しよう。


「3分という時間は素晴らしいんです!だから授業時間を3分にして下さい、理事長!」


私立高校の理事長室で、私は宣言する。

しかし受理はされないだろう。所詮戯言だ。

むしろ受理されたら問題だ。


「なるほど、確かに君の言う通り3分という時間は素晴らしいですね」


理解された。

これは予想外だ。

だが理解されるだけだろう。

受理したらPTAが黙っていない。


「改めて考えると、3分あれば十分ですね」


おい、まさか受理する気か?

それでいいのか理事長!?


「君のような、既存に囚われない生徒は尊重するべきだ」


それでいいのか理事長ぉぉぉぉ!

しっかりしろ、洗脳されるな。


「早速来週から実施しよう」


ちょっ!?えっと、あの、あー・・・・わーい、やったー。


「ありがとうございます、理事長!」

「うむ、楽しみにしていてくれたまえ」


そして1週間後・・・・・・

チャイムが鳴る。

偉大なる3分の始まりだ。

偉大なる3分の・・・・・・休み時間がなぁ!

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