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ウサギの駆け引き  作者: 河合彩
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ウサギの発見2

コンビニのサンドイッチを食べながら一人で自分の行動を省みる。何だかんだいってももう20代半ばになるのだから言葉遣いと反抗的な態度は直すか。これだけ直せば勤務態度はいいんだから、きっと周りの視線も変わってくるんじゃなかろうか。

いや、そうじゃない…

元来愛子はここまで捻くれた人間ではなかった。(変わり者の上自信家だが)この入社当時はそれはそれはやる気に溢れており、先輩に対しては謙虚の姿勢や言葉遣いを崩すことなくやり遂げてきた。仕事上のミスは都度あるが、微々たるもので大問題になったこともない。

しかし何故かここ最近正社員の当たりが厳しい。

その理由が分からない愛子は感情的になってしまい、自身が損をしかねないキャラクターになりつつある。

でもこの時期であれば思いつく理由は一つ。契約満了を迎えさせず、自主退職を促す様に働きかけているのではないか。

自意識過剰になっているかもしれないが、ここまで手の平を返されるとやはりそれしか理由が見当たらない。

何だかんだ考えて昼食を終えて机に戻ると原主任が声をかけてきた。

「ちょっといいかしら?」

本能的に何だか嫌なものを感じる。

「はい何ですか。」

「隣の会議室に一緒に来てちょうだい。」

こっちの返答も待たずにツカツカ会議室に行く原の後をついて行くより愛子に方法はなかった。

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