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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

歪んだ正義の認知

作者: 町田 そよ
掲載日:2026/02/17

「おめでとうございます !」

町外れのラーメン屋さんで 、くじの1等を当てた 。

今日はなんだか運がいい気がする


「運がいいねお兄ちゃん、今日は会計タダでいいよ」

「本当ですか!?ありがとうございます、ご馳走様でした!」


そうやって 、ご機嫌な帰り道

泣いてる子供を見つけた 。

ボロボロのヒーローTシャツを着ている茶色い髪の小学二年生くらいの男の子

「どうしたの、ボク」

すると 少年は嗚咽混じりに話してくれた。

「お母さんに…捨てられた、、」

少し驚いたが 、そこからゆっくり話を聞いていくと


母親と喧嘩をして暴力と罵声を浴びせられ

家に帰ってこなくていい ! と 締め出されたらしい。

酷い親もいるもんだ


「じゃあさ、ボク 家来る ?」

少し無理な提案かと思ったが 、意外にも少年の返事は

「行く!」だった 。


家に行くまでの道で色んな質問をしてみた

名前、年齢、家の事 。

名前、年齢は話してくれたけど、家の事だけ頑なに話したがらない。不思議だ。


「汚いうちだけど、上がって」

「お邪魔します!」


少年は元気よく家の中へ入っていっては

目を輝かせている

言うには 、こんなに綺麗な家は初めて


「何か食べたいものある?」

少年は考える素振りを見せた後こう言った

「えっとね!はんばーぐ!」

少年らしい答えだ。

「わかった、作ってみるね」


玉ねぎを飴色に炒め、ひき肉を揉み

炒めた玉ねぎとひき肉を混ぜて

焼くだけで簡易的なハンバーグは完成する 。


「召し上がれ」


「んー!!おいしい!!」

「一生ここに居たい!」

ほっぺを膨らませ 、一生懸命食べてる姿がとても愛おしかった 。

食べちゃいたいほどに。



「次のニュースです、○○県○○市田中勇太くん 、8歳が行方不明になったとして通報がありました。事件の可能性もあると見て警察が捜査を進めて居ます」









家の裏庭 山なんだ 。

一生ここに居ていいよ 、勇太くん。

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