高市早苗の経済政策を評価してみた(笑)
日本を豊かに美しく!
いい言葉ですが評価してみましょう。
高市早苗氏が提唱する経済政策(通称:サナエノミクス)は、**「責任ある積極財政」を掲げており、その理論的支柱や政策の方向性はMMT(現代貨幣理論)**と極めて親和性が高いと言えます。
MMTの視点からこの政策を全方位で評価し、何が足りないのかを具体的に指摘します。
1. 高市政権の主要政策とMMT的評価
MMTの核心は「自国通貨を発行できる政府は、インフレ率が許容範囲内である限り、財政赤字を気にせず支出が可能である」という点にあります。この観点からサナエノミクスを評価します。
〇 高く評価される点(MMTとの整合性)
PB目標の凍結・見直し
評価: 満点に近い評価です。MMTでは政府の赤字は民間部門の黒字であると考えます。高市氏が「財政健全化よりも経済成長を優先する」と明言している点は、MMTの「財政は調整手段であり、目的ではない」という思想と完全に一致します。
危機管理・成長分野への重点投資
評価: 供給能力を強化するための投資は、将来のインフレ抑制に寄与します。特に半導体、エネルギー、食料、量子コンピュータなどへの戦略的投資は、通貨の価値を担保する「国の生産力」を向上させるため、MMT的にも正当化されます。
高圧経済の追求
評価: 需要を意図的に創出することで失業を最小化し、賃金上昇を促すアプローチは、MMTが重視する「完全雇用」の達成に近い戦略です。
△ 懸念される点(MMTから見た課題)
「成長による税収増で財政再建」というロジック
評価: 高市氏は「将来的に借金を返す」という姿勢を完全には捨てておらず、従来の財政観に配慮した物言いが目立ちます。MMTからすれば、税は「財源」ではなく「通貨流通の調整(インフレ抑制)」や「格差是正」の手段であるため、この説明のズレが将来的な緊縮への揺り戻しを予感させます。
2. 足りない政策の具体的指摘
MMTの視点から見ると、サナエノミクスには**「インフレ制御の具体性」と「ボトムアップの所得補償」**が欠けています。
① 「就業保証プログラム(JGP)」の欠如
MMTの看板政策である「Job Guarantee Program(就業保証)」が含まれていません。
指摘: 高市氏の投資は「先端技術」や「インフラ」など、資本集約的な分野に偏っています。MMTでは、景気変動にかかわらず、働きたい人に最低賃金で仕事を政府が提供する「雇用の受け皿」を重視します。
具体的対策: 介護、保育、防災の末端現場など、労働集約的な分野で「政府が最後の雇い主」となる仕組みを構築すべきです。これにより、不況時の自動安定装置として機能します。
② 明確な「インフレ抑制策」の欠如
MMTは「支出は無限ではない(インフレが上限)」と説きますが、高市氏の政策にはインフレが目標(例:4%など)を超えた際の具体的なブレーキが示されていません。
指摘: 市場が「無限に刷り続ける」と懸念し、過度な円安やコストプッシュ・インフレが起きた際、どこで支出を止め、どの税を上げるのかという「出口戦略」が不明確です。
具体的対策: 消費税の機動的な減税・増税(または特定の戦略的増税)を、景気判断に基づき自動的に発動する仕組みを組み込む必要があります。
③ 消費者への直接的な「可処分所得向上」の不足
指摘: 成長投資が企業や特定の産業(供給側)に寄りすぎており、家計(需要側)への直接的な恩恵が遅れるリスクがあります。
具体的対策: 社会保険料の減免や、給付付き税額控除の導入など、ボトムアップで国民の購買力を直接引き上げる施策が必要です。
3. 総評:MMTを「手段」として使いこなせるか
評価軸 サナエノミクスの現状 MMT的理想
財政規律 PB目標を凍結(○) インフレ率を唯一の規律とする
投資先 先端技術・国防(△) 社会基盤・就業保証も含む(◎)
税の役割 財源としての税(×) 貨幣回収・格差是正・行動抑制(◎)
雇用 成長による雇用創出(△) 政府による直接的な雇用保証(◎)
【結論】
高市氏の政策は、MMTの「アクセル(財政出動)」の部分については非常に強力ですが、**「ブレーキ(インフレ制御)」と「セーフティネット(就業保証)」**が不十分です。
これらを補完するためには、「所得税の累進性強化や資産課税による格差是正」(インフレ抑制手段としての税の活用)や、**「地方での直接雇用創出」**を政策セットに加える必要があります。これがないと、MMTを掲げながらも「一部の企業や産業だけが潤う、旧来のトリクルダウン型の大規模公共事業」に陥る危険性があります。
補足:現在の日本経済への適用
現在の日本はコストプッシュ・インフレ(輸入物価高騰)に直面しています。MMTの視点では、この状況下での一律のバラマキは危険ですが、エネルギー自給率向上への投資(高市氏が掲げる次世代原発等)は、長期的な物価安定に寄与するため、MMT理論とも極めて高い整合性を持っています。
てなことで、及第点はやれんなぁー、残念!
日本を護る政策はほぼ満点と思えますが
が!
経済政策がなあ
国民は貧乏になってるのよ。
経済はインフレなのに国民の財布はデフレなのよね。




