瑠璃華の突撃日 待ってる間
それから何事も無い日々がたち、気付けば瑠璃華が泊まりに来る日になっていた。
仕事の進み具合も順調だし、しばらく泊まっていくなら、瑠璃華の部屋を用意してやらないとかな?
悩む。
仕事部屋は、シンプルに仕事用の机と椅子、ノートパソコン、それと資料と言う名のラノベが並んだ本棚くらいだから、本棚とノートパソコンだけ寝室に持って行けば良いのだろうが・・・。
あとで瑠璃華に相談してみるか。
ピンポ〜ン
「はぁ〜い」
今日は瑠璃華以外に人が来る予定なかったんだけど。
通販もしてないしな。
ガチャ
出てみると、希望さんがいた。
「おはようございます。
今日、瑠璃華ちゃん来る日ですよね?
逢いたくて来ちゃいました♪」
「おはようございます。
瑠璃華は、昼前くらいに駅に着く予定です。
あ、良かったら中へどうぞ」
「お邪魔します。
そう言えば、瑠璃華ちゃんの事、迎えに行くんですか?」
「えぇ、何時に着くか連絡来るはずなので、迎えに行こうかと。
飲み物何にしますか?」
ダイニングテーブルのいつもの席に座った希望さんに聞く。
いつもの・・・・いい響きだ。
もう、同棲してるって言っても良いよね??
「紅茶でお願いします」
希望さんは基本的に紅茶派だ。
今までコーヒーを飲んでるところをみたことがない。
「お迎え行く時、私も一緒に行っても良いですか?」
「え? 俺は別にかまわないですけど」
瑠璃華の事をよほど気に入ったのかな?
実は妹が欲しかったとかかな?
瑠璃華を妹にする簡単な方法あるんだけど、言ったらひかれそうだから止めとくかな。
「ホントですか?
ありがとうございます」
お礼を言われるような事はしてない。
「でも良いんですか?
駅まで歩くことになりますよ?」
駅までは普通に歩いて15分程度、ゆっくり歩くと20分くらいかかる。
「えぇ、大丈夫です。
私も早く瑠璃華ちゃんに逢いたいので」
希望さんに、そこまで言わせる瑠璃華に少し嫉妬してしまう。
例えば俺が実家に用事で帰るなりで、しばらく会えなかったとき、久しぶりに会えることになったら、彼女は逢いたかったと言ってくれるだろうか?
「わかりました。
早ければあと1時間くらいで着くんじゃないかと思います。
良ければそれまで、ゆっくりしていってください」




