表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/65

転章・・・と言う名の人物紹介・・・と言う名目の引延し

 今回は本編とは何の関係も無い、人物紹介や今度の展開に関する話となります。


 本篇とは一部性格が異なってる場合がありますがご了承下さい。

でも、これが地の性格のつもりです。

 いつも拙い文章を読んでいただき、ありがとうございます。

さて、今回は本編を離れて、時間稼ぎ・・・じゃ無かった、人物の紹介をしたいと思いますので宜しくお願いします。



〈テーブルだけ置いてある、何もない真っ白な空間にて〉


 まずは主人公?からですね。

では、こちらのシートに従って自己紹介をお願いします。


「えぇと、早川 (のぞむ)です。

3月21日の産まれで、歳は20歳です。

身長170センチ、体重62キロ。

スリーサイズ? いや、こんなの知りたい人いないでしょ。

それ以前に知らないし・・・。

趣味は、読書とゲーム。

特技は、なんだろう?

家事全般かな?

昔から両親が忙しくて、代わりに家事したので一通りは出来ますね。

取り敢えず、こんな感じで大丈夫ですか?」


 はい、ありがとうございました。

ところで最近、選択肢を間違えて変なルートに突入しそうになってますね。

軌道修正が大変なんですけど、どうにかならないですかね?


「いや、俺にそんな事言われても困るんですけど」


 いやいや、一応主人公でしょ?

そこは何とか主人公補正で。


 バンっ!


「必要ないわ!」


 突然どこかのドアが強く開かれ、大声と共に瑠璃華(るりか)が入ってきた。


 あれ、ここドアどころか、壁も何も無かった気が・・・。


「お兄ちゃんが入ろうとしてるのは、禁断の妹攻略ルート!

このまま突き進んで問題ないわ!」


 いやいや、ほら、実の兄妹だし倫理的にね?

色々問題あると思うよ?


「大丈夫!

結婚できないだけで、法律では禁止されてないから、あんな事やこんな事したって何の問題もないわ!」


 ちょっとお兄ちゃん、何か言ってやって下さいよ。

俺には止められない。


「え? 俺?

て、俺妹ルートに入りそうなの?」


「何だったら、作者特権の後付け設定で、実はお兄ちゃんは養子でした。

みたいなのを付け加えなさい!」


 無茶苦茶言うね・・・。


「え? 俺、養子にされるの?」


 てか、望。

お前はボケたことばかり言ってないで、ヤツ(瑠璃華)を止めてくれ。


 バンっ


 また存在しないはずのドアが開く、今度は希望(のぞみ)だ。


瑠璃華(るりか)ちゃん。

私たちの番はまだ先だよ。

ほら、控え室に戻ろ?」


 ホントお願いだから連れてってください。

まだ望との話が終わってないので。

てか、控え室って何処にあるの?


 辺りを見回すが、相変わらず壁すらない。


「お兄ちゃんを奪おうとしてる、泥棒ネコなんかの言うことなんて聞かないわ」


 いやあの、その泥棒ネコが本作のメインヒロインなんですけど・・・。


「私に変えなさい!」


 さっきから俺に当たり強くないですかね。

あ、あれか、望に対してのツンと同じで、俺にもそのうちデ・・・ぐはっ。


「何か言ったかしら?」


 いつの間にか俺のみぞおちに瑠璃華(るりか)の拳が埋まってた。

ヤバい意識が遠のく・・・。


『大丈夫!?』


 俺を心配する、望と希望(のぞみ)の声が聞こえる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ