第07話『やっぱりパーティにイケメン青年は必要ですよね?』
なんだかんだありつつ、国王への挨拶が済んだ俺達は改めて外へ歩きながら話した。
リックスは土属性の聖剣士だそうだ。
俺は国王が言っていたことを思い出した。
「そういえば、国王がリックスに『伍聖』とか言ってたけど、あれはなに?」
「それは聖剣士の中の強さですね。ミラタージュの中にも壱聖、弐聖という風に肩書きがあります。アシュリーは『肆聖』で、私は『参聖』です。これは国王によって決められていて、強さによって時々変わります」
「じゃあ、ジュリアより強い聖剣士がいるんだ」
「そうですね。今の壱聖と弐聖は双子のようです」
ジュリアは以前国王に聞いたことを説明した。
この世界にも色々と設定があるようだ。
そんな会話をしながら外門にむかうと、魔王がこちらを待ち構えていた。
「グハハハハハッ......おこまこえまをでかだれ――」
「おい、5体一気に喋るなっ!」
先制攻撃の『ツッコミ』が炸裂
「あっ、えっ」戸惑う魔王達......
「はい。じゃあ左からABCDEね」
アシュリーの何かが始まった。
それを呆れ顔で見るジュリアと困惑した顔のリックス。
「はい。じゃあまずAくん。君は私達をどーするの?」
「あっ。グハハハッ、お前を悪魔カレーの具材にしてやろうかぁ!!」突然の無茶振りに上手く返す。
「はい。じゃあ次Bくん。君はどーするの?」
すかさず問いを投げかける。
「グハハハッ。お前を悪魔シチューの......」
「ダメッ!さっきカレー出てきたでしょ!」
呆れ顔で首を横に振るアシュリーは、
『水流居合・一線水切』
魔王達を斬った。魔王C、D、Eは出番なく終わった。
(+5体)
魔王討伐数ー5体
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
初投稿作品になりますが毎日投稿を頑張りますので、
続きが気になる方、バトル系・異世界系がお好きな方はぜひ明日の投稿をお楽しみに!