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第40話『一か八かの作戦でした』


 リックスは重症を負いながらも、ケルベロスからずり落ちたピーリの髪を掴み上げる。

「あっ、うっ......」ピーリはもう喋ることもできない。

「剣なし聖剣士がザコなら......犬なし野蛮女は『カス』......だな」

「んっ!」ピーリはヒョロヒョロの拳で殴ろうとする。

 リックスはピーリの腹に重い一撃を入れる。

「黒帯舐めないで......」(+1体)


ピーリは血を吐きながら倒れる。と同時にリックスも力尽き倒れる。高台はリックスが倒れるのと同時に能力解除され崩れる。

「あっ!」戦いを見ていたジュリアはリックスの元まで走り滑り込みでキャッチする。

「大丈夫か。ジュリア」

「えぇ。なんとか......」

後を追いかけてきた国王はリックスに押し潰されたジュリアに声をかけた。

「これは重症じゃ。すぐに治療せんと」

国王は能力でリックスを応急処置した。




「ほれっ。そっち。あっち」

「えいやっ。こっち。どっち」

カルアとミルアも魔王を倒し、大きな扉の前に辿り着いた。(+381体)

「ここか......」

「失礼しまぁす」

2人はそっと扉を開ける。


 中は正面にモニターがたくさんあり周りには瓶や実験道具らしき物が散乱している。なにかの実験室のようだ。

「ウヒヒヒヒッ。よくぞおいでなさった」

正面の椅子には、白衣を着た老人が座っていた。手にはピンク色の怪しい液体の入った瓶を持っている。

「お前が四閻災か?」

「いかにも。ワシは四閻災の1人『ツェイカ・サーカル』じゃ」

「瓶みたいの持ってるよ。化学者的なヤツなのかな?」

「大正解!ワシは閻魔の元で化学者として働いておる。閻魔とは長い付き合いでのぉ。この薬もワシが開発した。今や閻魔には欠かせない物でな、ワシのお陰で今の閻魔があると言っても過言ではない」

「そんな大事な物、僕たちの前で見せたら壊すに決まってんじゃん!」

「ほぉ。やってみるか?」ホレホレッ

瓶を振って煽るツェイカにカルアが飛びかかる。

「やめろ、カルア!」

カルアはツェイカが持っていた瓶を割る。

 ツェイカは待ってましたと言わんばかりにカルアの攻撃を避ける。

カルアは勢い余って倒れ込む。


 「ウヒヒヒヒッ、まんまと騙されおって。これだから聖剣士はどいつもこいつも脳筋バカなんじゃよ」

ツェイカは高笑いする。



 グルルルルッ!グアアアァァ!

倒れていたカルアは黒い体毛が生え身体も大きくなっていく。部屋の天井につきそうなくらいだ。

「カルア......」

ミルアは巨大化したカルアに驚く。

「魔王に......」



                魔王討伐数ー382体

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。


初投稿作品になりますが毎日投稿を頑張りますので、

続きが気になる方、バトル系・異世界系がお好きな方はぜひ明日の投稿をお楽しみに!

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