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第33話『閻魔大王はどこですか?』


 ジュリアはヘビちゃんをポケットから出した。

ヘビちゃんは自ら中央にある王座へ進んで行った。


 ヘビちゃんが王座に立つと、黒い渦が巻く。

現れたのは国王だった。

俺らがミラガイア城で会っていた国王そのもの。国王は王座にドッシリと座る。

「皆のお陰でワシは元の姿へ戻れた。ありがとう」


 風格があり、あのふざけた国王とは違う。これが本当の国王か......


「ジュリア、ありがとう。ここからはワシが話す」

国王はジュリアの話の続きをした。

「まず、皆には迷惑をかけた。すまない」

国王は頭を下げて謝罪する。

「ワシは1000年前、閻魔大王に負けた時に呪いによりヘビの姿へ変えられた。それは魔王を1億体倒さないと解かれないという呪いじゃった......呪いを解くために皆と魔王を倒してきたのじゃが、厄介なことにその魔王という者はこの国の人々。これも閻魔大王によって変えられた者達じゃ」

「え!?じゃあ、私達はこの国の人々を倒していたってことですか?」

「そういうことになる......」

国王も悲しげな表情をする。


「本物の魔王はいないってことか?」

「いやそれもいる」

「じゃあ本物だけを倒せばよかったんじゃないのか?」

「たしかにそうじゃ。だが、その魔王はこの国の人々に化けている。そして、誰が人で誰が魔王か我々にはわからないのじゃ。だから容易に手を出せなかった......」

「じゃあ、あのトスカルのやつは......」

カルアはトスカルの女性を思い出した。

「あれは恐らくトスカルにいた『人に化けた魔王』が襲ったのだろう、その時にシガマニュウボウの氷がトスカルを襲った」

「そうですよ。あのシガマニュウボウはなぜ魔王まで襲ったんですか?」

「それはワシにもわからん......」


「ジュリアは知ってたの?」

「えぇ。知っていました......」

ジュリアは下を向いたままだ。

「なんで!なんで教えてくれなかったの!?関係ない人を倒すなんて......王女なんでしょ!?」

俺は咄嗟にジュリアの胸ぐらを掴んだ。

「私だって!私だって嫌でしたよ......でも、父の呪いを解くためには仕方なかったんです......」

リックス達は止めに入らない。いや2人の圧で止めに入れない。


「そんなの自己満じゃん!自分のことしか考えてない......そんなの国民が許してくれると思ってんの!?」

「わかってます!私達が倒してきた王国の皆様には王女として、王女がこんなことしてしまって申し訳ないと思ってます。でも......勝てますか?今のアシュリーは閻魔大王に勝てるんですか?」

今まで俺達を見てきたからこそわかるジュリアの一言。

その言葉に一瞬戸惑う。

「この国を救うには父の復活は絶対条件でした。父とアシュリーが共闘すれば閻魔大王に勝てると思うんです」

「私にそんな力は――――」

「アシュリー、あなたにはこの国を救える力がある。まだそれを引き出していないだけ、わたしはそう思います。だからあなたを選んだ。それに......こんなに頼もしい聖剣士も揃ってるんですから」

――――そうか、この世界へもジュリアが連れてきた。王女から託されたんだ。

みんなを見ると「任せろ」という顔をしている。


ゴホンッ――――

国王は注目を集めて話しを続ける。

「君達が行った『未来らしき場所』のことだが、あれは未来で合っている。まさにアシュリーと閻魔大王が戦っている時だろう」

「なんで私達は未来に?」

「それはそこにいるカルアくんとミルアくんが関係している」

「え?僕達?」

突然呼ばれた2人は動揺する。

「あの時出会った巨大魔王、それは君達の母親『イヴメラ・コハルオン』じゃ」



                 魔王討伐数ー0体

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。


初投稿作品になりますが毎日投稿を頑張りますので、

続きが気になる方、バトル系・異世界系がお好きな方はぜひ明日の投稿をお楽しみに!

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