第31話『おまたせしました魔王城です』
その頃、アシュリー達はというとまだ魔王の処理が終わっていなかった。
ハァ、ハァ――――
「ねぇ。これ何体目?」
「わかんねーな。5000くらい行ってるんじゃね?」
「4889体です」(+4889体)
「すげぇ、数えてたのか!?」リックスは感心する。
魔王はまだまだ襲ってくる。これではキリがない。
「どうするの?なにか全体技みたいのない?」
「ありますけど、この数は無理ですね」
「これは......」
リーアが何かに気付く。見ると上空から桜が舞い落ちてきた。
「冬に舞い散る雪の次は、春の桜。魔王の皆さんを地獄へお出迎えだよ」
「カルア!?」
振り返るとカルアとミルアがこちらにやってくる。
カルアは『姫を助けに来た王子様』の気分だ。
白い馬に乗っているような......気のせいか......
「春もあるってことは、夏と秋もあるの?」
「ちょっとぉ、今カッコよく決めてるんだから邪魔しないで!」
カルアに怒られてしまった。
『桜燦々地獄の血祭り』
桜の花びらが付いた魔王達は踊る様に血を流し倒れていく。
(+26142体)
「どう?カッコよかった?ねぇ、ねぇ」しつこく聞いてくるカルア。
「シガマニュウボウを追いましょう」
カルアを無視して魔王城へ急ぐ。
「ねぇ無視しないでよぉ。カッコいいって言うだけで良いからさぁ」
魔王城に近づくにつれ魔王の数は増す。
魔王城を囲う様に廃墟の街があり、どこかウェトイーラに似ているような気がした。
「魔王城の所にも街があるんだ」
「えぇ。でももうここには魔王しかいません」
ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ――――(+1111体)
ザンッ、ザンッ、ザンッ――――(+2222体)
ヒラッ、ヒラッ、ヒラッ――――(+3333体)
スパッ、スパッ、スパッ――――(+4444体)
ザンッ、ガブッ、ザンッ、ガブッ――――
(+5555体)
「回復はお任せあれ」リーアも得意分野で応戦する。
周辺は雨と風が吹き荒れ、雷が鳴っていた。
「これが魔王城か」
「覚悟はいいですか?」
「うん!」
いざ、魔王城へ!!
魔王討伐数ー47969体
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
初投稿作品になりますが毎日投稿を頑張りますので、
続きが気になる方、バトル系・異世界系がお好きな方はぜひ明日の投稿をお楽しみに!




