第30話『調子に乗るとあとで酷い目に遭いますよ』
「だから、こんなに魔王が大量発生してるの?でも何のために?」
「この世界を支配するため......そうすれば魔王が人々を襲う理由も納得いきます」
リーアは女性を見つめボソッと呟く。
「なぁ、俺ら雪山で魔王に襲われた時に未来へ行ったんだ」
リックスが突然雪山での出来事を話し出す。
「それで、その時に見た魔王達は全員やられてた。でも国王軍が勝ってるとも思えなかった。ミラガイア城もボロボロだったし......」
「未来ってなんですか?どうやって行ったんですか?」
リーアは突然の事で困惑している。
「いや、どうやって行ったのかはわからない。でもあの巨大魔王に――――」
「ちょっと待ってください。そのことは私達もまだ何もわからないのであとにしましょう」
ジュリアは慌てた様子で止めに入る。
「なんでだよ。そういうの話した方が――――」
その時、突然吹雪が吹き荒れどこからか声が聞こえた。
「貴様ら、こんな所で何をしておる。閻魔様がお待ちだぞ。早く来い、アシュリー」
「また、アイツ......姿見せなさいよ!」
だが、その人影はすぐに消え、巨大なドラゴンが現れた。
ギャオォォォォ!!――――
ドラゴンは雄叫びを上げる。
すると、街にいた魔王達の氷が割れていく。
「魔王達が動き出した!」それぞれ慌てて身構える。
「奥からもやって来ますよ」リーアが走ってくる魔王を見つけた。
「ドラゴンは僕達に任せて!」カルアとミルアが走っていく。
「じゃあ私達は魔王をやりますか」ジュリア達と顔を合わせて覚悟を決める。
ドラゴンは走ってくるカルアとミルアに飛びながら炎を吐く。
カルアとミルアは左右に分かれて回避する。カルアはドラゴンの前に、ミルアは後ろに回る。
『風支雀』
ミルアが仕掛ける。風の能力で小さな鳥を数十羽創り、マシンガンのように飛ばす。
ドラゴンは後ろからの攻撃に怯む。
『紅葉踊蝶〜黄〜』
カルアは黄色の蝶々でドラゴンを麻痺させる。
ドラゴンは地面に落ちる。
隙を見てカルアはさらに追撃する。
『紅葉踊蝶〜紅〜』
ドラゴンは混乱し、あちこちに火を吹く。
ドラゴンの目には四方八方にミルアとカルアが映る。
「あれ?そっちじゃないよ?こっち、こっち」
カルアは笑いながらドラゴンを煽る。
「カルア、そこまでにしとけ」
「えぇ?だって......」
ミルアのストップに膨れ顔だ。
「もっと被害がでたらどうする」
「チッ。じゃあやるか」
2人は手を上にあげる。
『風林衝撃刃〜つむじかぜ〜』
旋風がドラゴンを包み切り刻む。(+1体)
2人は済ました顔でハイタッチ。その場を後にする。
魔王討伐数ー1体
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
初投稿作品になりますが毎日投稿を頑張りますので、
続きが気になる方、バトル系・異世界系がお好きな方はぜひ明日の投稿をお楽しみに!




