第28話『やっぱり、コンビネーションが命です』
雪は辺り一面に降った。だが、寒さは感じない。
「これ雪じゃないです。花びらみたいです」
リーアは落ちてくる花びらを見た。
「花言葉は『あなたの死を望む』ほら魔王さん達、お別れの時間だよ」
『舞い落ちる粉雪』
周囲にいた魔王達は切り刻まれた様に血を吹き出し倒れていく。(+16711体)
振り返るとそこには緑髪のおかっぱ頭の少年が立っていた。
カルアだ。
そして、ジュリアが戦っていた大穴では竜巻が起こる。
「僕達2人に勝てると思ってんの?こんな魔王如きが」
『疾風龍風斬』
竜巻はガンドラを囲い斬撃を喰らわせながら、龍の様に上空へ浮き上がらせる。近くにいたのはミルアだ。
なんとか竜巻を振り切ったガンドラは上空で大きなエネルギー弾を作る。風も吹き荒れ、少しずつ引き寄せられる。
『ビッグバンブレット』
ガンドラが地上に向かってエネルギー弾を発射した。
「これがあの大穴を開けた技なのか」リックスは感心する。
「そんなこと言ってる場合じゃないですよ。逃げなきゃ」リーアは俺らを引っ張り逃げようとする。
だが、カルアとミルアは至って冷静だ。
大穴へ落下してくるエネルギー弾に向かって、2人は大剣を手に息を合わせて突っ込む。
『双烈・風林大黒破』
カルアは地上から、ミルアは上空からガンドラごとエネルギー弾を斬る。(+1体)
真っ二つに切れたエネルギー弾は大きな爆発を起こし、ガンドラは落下する。
ガンドラは魔王の姿に戻ったが、他の魔王とは姿が違う。細身の体に武装をして、角を生やしている。
「ありがとうございました」ジュリアが戻って来た。
「いやいや、こう言う時は協力しなきゃね」
「僕達、同じ聖剣士なんだからさ」
「あなた達がカルアさんとミルアさん?」俺はジュリアから聞いた双子の聖剣士の話を思い出した。
2人は目を合わせて合図する。
「そう!僕達はっ!自然と!風を!操りし!
双子の聖剣士ミラタァァジュッ!!
カルアッ!ミルアッ!ダッ!!」
やっぱり、お互いを見合って喜んでいる。
「ダサッ」つい声が出てしまった。
俺の声にブーイングする2人。
それを見て笑うリーア達。少し和やかな雰囲気に包まれる。
しかし、こんなダサい2人はジュリアより強い壱聖と弐聖。
先程の戦いでも実力は圧倒的で、彼らのコンビネーションの前に敵はいなさそうだ。
魔王討伐数ー16712体
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
初投稿作品になりますが毎日投稿を頑張りますので、
続きが気になる方、バトル系・異世界系がお好きな方はぜひ明日の投稿をお楽しみに!




