第23話『異世界転移中に異世界転移ですか?』
「ここってなに?」
「私達がいるのとは違う世界でしょうか」
「そんなことあるのか?さっきまでいたじゃんか」
3人は景色の違う世界に理解ができない。
「さっきの魔王が何か言ってたよね?」
「えぇ。『この先の世界を見せる』とかなんとか」
「ってことは未来の世界ってことか?国王軍が負けた世界?」
「その可能性はあります。ミラガイア城もあんな状態ですし」
「でもコータはママが助けてくれるって言ってたよ?」
「あの『ママ』ってのもよくわかりません。本当にコータの母親なのか、ならなんで魔王なのか......幻覚を見せる魔王もいましたしコータも魔王の可能性が――――」
「違うよ!コータは魔王なんかじゃない」
アシュリーは即否定する。
「なんでそう思うんだ?」
「女の勘っ!」
「女性じゃないでしょうに......」
「とにかくそう思うの!」
アシュリーはゴリ押しする。
「とりあえず、元の世界に戻る方法を探しましょう」
ここにいてもどうにもならないと悟ったジュリアは提案する。
ミラガイア城の方へ歩く俺らは違和感に気づく。
「魔王がみんなやられてる」
足元には多くの魔王が倒れている。足の踏み場がないくらいだ。
「たしかに、元の世界ではあんなに暴れていたのにこちらでは倒れています」
「じゃあ、国王軍は勝ったんじゃないか?」
「ミラガイア城があんな状態で?」
俺がミラガイア城を指差した瞬間、一直線に氷の柱が襲ってきた。
「ギャァ!」咄嗟に避ける3人。
襲ってくる氷の柱と共にミラガイア城を赤い光が照らす。
「なに?この氷の柱は?」
「城の方から出てるぞ」
ようやく治った氷の柱を辿って行く。
しばらくすると、またミラガイア城から氷山の様な氷の塊が出てきた。
「なんなんだよ。ミラガイア城でなにが起こってんだよ」
「まだ魔王達と戦ってんのかな?」
「気を付けて行きましょう。またいつ氷が襲って来るかわかりませんから」
3人はミラガイア城へ向かう。
次の瞬間、また氷の柱が襲ってきた。
「リックス危ない!」
カキンッ――――
リックスをかばったアシュリーは凍った。
「アシュリー!」
咄嗟に駆け寄る2人。
「アシュリー!返事してください!」
2人が氷の柱を力いっぱい叩く中、俺は意識が薄れていく。
魔王討伐数ー0体
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
初投稿作品になりますが毎日投稿を頑張りますので、
続きが気になる方、バトル系・異世界系がお好きな方はぜひ明日の投稿をお楽しみに!




