第20話『魔王さん、漫才師ですか?』
「おい!てめぇ何度言ったらわかるんだ!!」
勢いよく扉を開けて入った部屋に怒号が響き渡る。
部屋には魔王が2体。長机に座る魔王『ガガン・ドラン』とその前で必死に頭を下げる魔王『ジュガン・ドラン』。
勢いよく入った俺達だが、とりあえずそっと見守る。
「あれってさっきの......」よく見ると、ジュガンは塔の前で寝ていた魔王だ。サボっているのがみつかったのだろう。
「てめぇ寝てばっかで何ができんだ。また侵入者が入って来やがったんだ。それを阻止すんのがてめぇの役目だろうが!」
「すみません、すみません......」
まだ怒号を浴びせるガガンと必死に謝るジュガン。
「まぁ良い。兄ちゃんがどうにかして倒してやるから、心配すんな」
「うん。ありがとう兄ちゃん」
「兄弟かよ!」
「てっきり、組長とその部下みたいな関係かと思いました」
「あぁ、俺も」
「私もです」
「あぁ!?誰だ?てめぇら」
「あ!コイツら侵入者だよ、兄ちゃん」
「てめぇらか!侵入者ってのは!」
ガガン達はやっとこちらに気付いた。
「てめぇらこっから先は行かせねぇから――――」
ザシュッ――――
ガガンが襲いかかって来るが、ジュリアにワンパンされてしまった。(+1体)
「なんだ、中ボスも大したことないじゃん」
先へ進もうとした俺達。
「兄ちゃんを......俺の兄ちゃんを返せ!!」
ジュガンが殴りかかってきた。禍々しいオーラがどんどん出てくる。
俺は扉を突き破り長い廊下へ飛ばされた。
「アシュリー!中ボスの本体はコイツですか......」
「そうらしいな」
ジュリアとリックスは構える。
ジュガンはアシュリーを狙う。
間に割って入るジュリアとリックス。
「狭すぎる......広い場所はないのか」
ジュガンの攻撃に対抗するが、廊下が狭く思うように動けない。
「一旦引きましょう。上に広い場所があるかもしれません」
『岩化城壁』
リックスが壁を作り一旦避難する4人だが、すぐに壁を破られる。
「逃げるなっ!グアァァ!」
周りの魔王を倒しつつなんとか13階までやって来た。
ジュガンも我を忘れ周りの魔王を蹴散らしながら追いかけてくる。(+502体)
――――ハァ、ハァ
「ここなら広いですし、思う存分戦えるでしょう」
グルアアァァ――――
「兄ちゃん!兄ちゃん!お前ら絶対許さない!」
10階にいた時よりもオーラが大きくなり、目もバキバキだ。
「いきますよ!」
ジュリアの合図で4人は構える。
魔王討伐数ー503体
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
初投稿作品になりますが毎日投稿を頑張りますので、
続きが気になる方、バトル系・異世界系がお好きな方はぜひ明日の投稿をお楽しみに!




