第15話『国王は攻守両立できるようです』
改めて、洞窟であった出来事を話し合う3人。
「親子の絆っていいですねぇ」
ジュリアはアシュリーが倒れた後のリックスの奮闘に感動する。
「泣くほどのことかっ!」
思わず親子揃ってツッコミを入れ笑い合う。
「そういえば、2人が起きたら来てくれ。と国王様がおっしゃっていたそうなので行ってみましょうか」
やっと落ち着いたジュリアは2人に提案する。
早速、3人は国王の元へ向かった。
「やぁ!3人とも起きたかぁ!やっば僕の治療あってこそだねぇ」ご機嫌な国王はいつもと変わらない。
寝起きにこのテンションはついていけない。と苦い顔をするアシュリーとリックス。
「聞いたよ。ヌシにやられたんだって?アイツはまだあの洞窟にいたんだねぇ」
国王によれば、あの洞窟は魔王の巣であり、ヌシ魔王は1000年前からあの洞窟に住んでいるそうだ。
「アイツは閻魔大王ではないんですか?」
アシュリーが聞くと国王は応える。
「え?違うよ?閻魔はもっと強い。それに閻魔は魔王城にいるからね」
国王はジュリアを見る。
「そうです。魔王城の閻魔はヌシとは比べ物にならないほど強いです」
「僕も戦ったことあるけど、当時はギリギリだったね」
国王は元光属性の聖剣士で、歴代でも最強といわれる程だったらしい。
「その時は閻魔大王は倒せなかったんですか?」
「倒せなかったね。強くて......だから、代わりに封印したんだけど、解かれちゃったみたいだね」
「まぁ、君達なら倒せそうだよねぇ。僕わかっちゃったかも」
――――本当に思ってんのか?この国王。
「じゃあ、これからは私の娘、リーアも一緒に連れてってもらおうかな」
国王が隣の少女に合図をする。
「はい。ミラガイア王国王女、リーアです。よろしくお願いします」
リーアが挨拶する。
――――この少女が本当に王女なのか?国王と全然違うじゃないか!
俺とリックスは国王とリーアの違いに唖然とする。
「リーアも聖剣士だから大丈夫だよ。まぁ、聖剣士って言っても回復とかサポートがメインだけどね」
リーアは剣を背負い出発の準備をした。
「じゃあ、もう一回行ってらっしゃ〜い」
用事を済ませた4人はガイア城を後にした。
魔王討伐数ー0体
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
初投稿作品になりますが毎日投稿を頑張りますので、
続きが気になる方、バトル系・異世界系がお好きな方はぜひ明日の投稿をお楽しみに!




