第13話『新たな聖剣士に出会いました』
「お姉ちゃんは誰?」黄緑頭のミルアが聞く。
「私は、ジュリアといいます。私も聖剣士です」
「え?そうなの?なんだ先に言ってよ。敵かと思ったぁ」緑頭のカルアが言う。
「私だって剣持ってますし、見ればわかるかと......」
「だって、髪長いし、足細いし、女の子だし、可愛いし......」2人揃って照れている。
「聖剣士に男女は関係ありませんっ!......が、可愛いはありがとうございます」ツッコミを入れるも素直な感想に照れるジュリア。
「それで、なぜ敵だと思ったのですか?」正気に戻ったジュリアは改めて2人に質問する。
「それは、この洞窟に勝手に入って来たからさ。ここはヌシ様の家だから」
「ヌシ様?」
「そう。ヌシ様は俺達を育ててくれた大切な人なのさ。だから、ここに勝手に入ってくる者は僕達が倒す。そうヌシ様と約束したんだ」ミルアが説明する。
「勝手に入ったことは謝ります。ごめんなさい」
「でも、聖剣士ってわかったからもういい。ヌシ様に紹介してあげる」カルアが提案する。
こうしてジュリアは2人に案内されながらヌシ様の元へ向かう。
ジュリアは歩きながら2人に聞いた。
「さっきの蝶々はなんだったんですか?」
カルアは答える。
「僕は木属性の能力で、蝶々や花を操ることができるんだ。赤い蝶々は幻覚を見せるやつ」
「その幻覚は全員に見せられるんですか?」
「そうだよ。しかも、幻覚を見せるか、見せないかはこっちで決めれるんだよ」
どう?すごいでしょ!とカルアが近づいてくる。
「では、ヘビちゃんに放ったのは?」
幻覚ならば倒れることはないだろう。ジュリアは自分と違う効果を付けられたと睨んだ。
「ヘビちゃん?あぁ、さっきのでかいヤツね。アイツには黄色の蝶々だよ」
――――だから倒れたのか。これは、敵に回したら一番厄介なやつだ。
ジュリアはさらに警戒する。
洞窟の奥の方へ進み開けた所に着くと、ヌシ様が座っていた。
ヌシ様とは、さっきアシュリーとリックスが戦っていた巨大魔王のことだった。
ヌシは大きな椅子に座り、周囲には数体の魔王が等間隔で立っている。
ジュリアは背中を押され、前に出る。
「ヌシ様、もう1匹の獲物を連れて参りました」
後ろを振り返ると、カルアとミルアは魔王になっている。
「あなた達......」驚くジュリアに、赤い蝶々を見せながら魔王は言った。
「だから、幻覚見せれるって言ったじゃん」
魔王はニヤついている。
大王の前には円卓がありその上にはアシュリーとリックスが倒れていた。
魔王討伐数ー0体
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
初投稿作品になりますが毎日投稿を頑張りますので、
続きが気になる方、バトル系・異世界系がお好きな方はぜひ明日の投稿をお楽しみに!




