チュートリアルクリア!隠し部屋!?
楽しんでね!
俺たちはチュートリアルダンジョンを攻略していた
一階層からボスの手前までは俺は格闘で、アリスは自己バフからの杖ではたく、シズは突撃槍で、ライラは腕と同じくらいの長さの双剣で、チサトは事前に作ってきた人形を使って戦っていた
「さて、もうボスの部屋なのか…楽しい時間とはあっという間だな」
俺はこの楽しいダンジョンがもう終わってしまうのがとても悲しかったが普通にボス部屋に入った
「ここのボスはゴブリンです。弱いモンスターですが気を抜かずに行ってください」
フィナ先生の助言に従うように動くとする
「アリス全部のバフ不をかけた後、豊穣神をしてくれ」
「はい!『火神への祈り』!『水神への祈り』!『風神への祈り』!『土神への祈り』!からの『豊穣神への祈り』!」
「シズ、敵を押さえろ、ライラとチサトは俺と合わせて止まった敵への同時攻撃だ。チサトは火の術の攻撃速度の速い奴にしてくれ、ライラ、チサトの火の術に合わせるぞ」
「「「はい!」」」
俺の指示通りに動いてくれシズは相手の動きを完璧に抑えてくれた
「いくでぇ~『火の術・速火球』!」
チサトの合図により俺とライラは敵に近づく
「『インパクト』!」「『回転切り』!」
火と波動と斬撃が同時にゴブリンを襲い、抵抗する暇もなくゴブリンは一瞬で倒された
「うん、連携っぽいことをしてみたが、相手が弱すぎて話にならなかったな」
少し愚痴ってしまったがみんなで力を合わせるのはとても楽しかった
「皆さんお疲れ様です。皆さん文句なしの合格なのでこれからどんどん攻略していってくださいね」
「え?合格って何のことですか?」
「あら?言ってなかったかしら?」
「アリス、ここは俺たちがちゃんと戦えるかを見るところで試験監督として先生がついてきたんだぞ。この前までジョブを持ってなかった奴はモンスターに少なからず恐怖を抱いていて戦えないやつが出るというからな」
「その通りです。その点貴方たちは楽しそうにやっていましたから合格です。花丸上げちゃいます。」
「ありがとうございます」
「さて、あそこのゲートから帰りましょうか」
俺たちは先生とともに外に出た
「はい、これで試験は終わりですがあなたたちはどうしますか?」
「俺はもう少しダンジョンに行ってみます」
「私も一緒に行きます!」
「お供いたします」
「アタイも行こうかね、もう少し慣らしておきたいんだよね」
「わらわも一緒に行きますえ~」
「ふふっ、わかりました。気を付けてくださいね」
「「「「「はい!」」」」」
そして先生と別れて俺たちは再びチュートリアルダンジョンに入った
「さて、さっきは先生がいたから言わなかったが俺の『仙力操作』でいろいろ遊んでいた時に面白そうな場所を二か所見つけたんだ。行ってみないか?」
嘘である。もともと知っていたことを偶然知ったように思わせなければ怪しまれるからこのようにした
「そうなのですか!カゲトラ様が行くところならどこへでもついていきます!」
アリスはとても騙しやすそうでいいな
そしてほかのみんなもいいと言ってくれたので隠し部屋のほうに行く
チュートリアルダンジョンの隠し部屋は本当に隠されていて発見系のスキルでもとても見つけにくくなっているが、そのおかげで入っている物はとてもいい物になっている
俺は二階層の真ん中くらいまで歩いてきた
その間も出てきた敵を一撃で倒し続けみんなレベル8まで上がった
「えーっと、ここらへんだな、ここでこっちのほうに行くとあるはずだ」
俺は目印を見つけてその方向に行く
「お!ここみたいだ」
俺は何の変哲もない岩の前にたった
「ここかい?何もないように見えるが」
「この岩に『インパクト』!」
岩に攻撃をすると粉々に砕けて中から扉が出てきた
「これだな」
「おや、ま~」
「こんなことがあるんだね」
「さ、中に入ろうか」
俺たちは扉の中に入り、奥に進んでいき最終部分につくと金色に光った宝箱が5個あった
「わあ~きれいです!」
「おお!噂に聞いていたがあれが金箱なんだね!」
「ああ、一人一個開けようか」
俺たちは一人一個選び順番にあけた
俺の箱から出てきたのは『仙胴・白金』と『仙腕・白柳』と『仙脚・白魚』だった
白金と白柳と白魚は仙人の装備で仙力を上昇させてくれる効果がある
アリスの箱から出てきたのはは『聖女の聖服』と『上聖ロザリオ』と『十字架のネックレス』が出てきた
聖服は聖女が使う支援魔法の効果を上昇してくれるものであり強化したら5割ほど上昇したはずだ
シズの箱から出てきたのは『鬼喰いの大盾』と『聖突撃槍』が出てきた
鬼喰いの大盾は攻撃を受け止めると受け止めたダメージを蓄積し、自身の回復か敵への攻撃に使える。しかし、敵からのヘイトが常に1.5倍になる
ライラの箱から出てきたのは『獣双剣・ギル』と『爆速猫ブーツ』だった
爆速猫ブーツはAGIを大幅に上昇させ、音を最小限にしてくれるブーツである
チサトの箱から出てきたのは『獄蝶の鉄扇』と『星の簪』と『幻の十二単』だった
『幻の十二単』は幻術系と陰陽系を上昇させ、自身に対するヘイトを常に十二分の一にする
「すごいね、こんなにいい物が手に入るのかい?」
「これはこれは、いい物ですなぁ~」
みんな興奮している様子だが、もう一つこのダンジョンには隠し部屋がある
「じゃあ、次の隠し部屋に行こうか」
また次回!!