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01出来事

オレは、吸血鬼。


オレに惚れてくれる女はいない・・・。

オレも、好きになれる女がいない。



オレの城は山の奥深くにある。

だから・・・人間共は誰もよってこない。

都合がいい・・・・。




オレは、毎日魔法の鏡で人間の生活を見ている。

意外と退屈しない。



「ご主人様・・・お茶でございます」

使用人がお茶を持ってきた。



こいつの名前は、ラシャル。

オレの傍を離れようとしない。


当たり前か・・・。

まだラシャルは11歳だからな・・・。


オレは、苦笑をした。


「ご主人様?」

「いや、なんでもない・・ありがとう」



オレは、そう言ってお茶を取った。

「今日は・・・匂いが濃いな・・」


「申し訳ありません!たきすぎまして・・・」

「別にいい」


オレがそう言うとラシェルが嬉しそうにオレに抱きついた。

「ご主人様!!スキー!!」


まだ子供だな・・・。


「レイ様!!表でこんな人間を見つけました」

ん?

こいつもオレの使用人だ。

名前は、ルカ。


一応こんな名前だが、男だ。



そんな事はほっといて・・・。

オレは、ルカが持ってきた人間に目をやった。


相手は、13歳位だろう・・・。

女だ。


「どうされます?レイ様」

「こいつは、晩飯だ!牢屋に入れておけ!!」


オレは、ルカに命じた。

「はい、かしこまりました」



まさか、こんな女が・・・。

オレの運命を変えることなど・・・。

この時は考えもしなかった。




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