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第7幕

次の日の朝、目が醒めると僕のまく…相棒のヒールスライムが居なくなっていた。


「どこいったんだろう?食事かな」


なんとなくステータスを確認してみる。


●名前 エデル

●職業 モンスターテイマー

● HP 14/14 SP8/8

●レベル 8

●スキル 無し

●装備 E鋼の剣

E鉄の盾

E革の靴

●????

なし

●テイムモンスター

子神狼


あれ?おかしいなぁ昨日までとテイムモンスターが違うような…

まさか僕が寝てる間にこの子神狼とやらに進化したのかなぁ?

寝ぼけているのかもしれない!と思ってテントから出てみた。すると


「なんだろあのモンスター?…犬かな?」


テントのすぐ脇に赤い毛を身にまとった犬のような狼のような動物が眠っていた。


「とりあえず僕の枕…じゃなくてヒールスライム君が見つかるまでこのでもをテイムしてみようかな。とりあえずステータスでもみてみるかね」


僕はこの瞬間が僕の今までの人生の中で5本の指に入るほど驚いた。なぜならそのステータスが明らかに"異常"なのだ


●名前 子神狼

●HP 3825/3825 SP1251/1251

●レベル 42

●スキル ????

????

????


OH〜なんてことだ。強すぎじゃないですか!?これは早く逃げないとあの子の朝飯にされる!

テイムどころじゃない逃げないと。


幸いまだ寝ているみたいだったので、起こさないようにそっとテントを畳み、抜き足差し足でその場を後にしようとした瞬間だった。

パリンと音をたてて僕のアイテムバックの中から何かが滑り落ちた。音がした場所を見ると昨日スライムを倒して手に入れた聖水が砕け落ちていた。

まずい、まずい、非常にまずいぞこれ!

ゆっくりと振り返り寝ていた例の狼の子供に目を向けると体を低くして伸びをしていた。

そして数秒後、僕と目が合ってしまった。

赤い毛皮なのにまるで、綺麗な湖のような目をしていた。そんなことを思っていると。


いきなり僕目がけて走ってきた。スーパー早いダッシュでだ。

あいにく僕は父さんから強いモンスターとあったらすぐ逃げろと聞かされていたこともあり、こんな時でも冷静だった。すぐに脇目も振らずに後部へと走り出したのであった。


この時の僕はこの地獄の樹海マラソンがかなり長い間続くこと、さらにこの狼との出会いが自分の運命を大きく動かす出来事だなんて想像もしていなかった



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