リン・S・クローズ
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「んぁ?どこの部屋だ?」
俺が目を覚まして、一番最初に見に映ったのは、木造の屋根、それと浮いているランプ。
どうやら、ベットで寝ていたようだ。
何が何だかわからねぇよ。
「あっ、起きた?」
重い体を起こして横を見ると、銀髪ロングで美人系の女が座っていた。
「お前、俺をぶっ飛ばしてきた神つえぇゴリラ女だな」
「はぁ、なんだゴリラって、そんなものは知らない、私の名前はリン・S・クローズ、リンでいいよ、それに私は体術は得意ではない、普通の魔法使いだよ」
こいつ何言ってんの?
俺は気持ち悪いオタクとかは見たことあるが、ここまでキツイのは無い。しかも
この俺をビンタ一発で気絶までさせて体術が得意てない、魔法使い?こいつをやべぇヤツなのか。
「お前、俺の顔面パンチ食らってなんで平気なんだよ」
あの時は体が重かったから少し弱くなったのかもしれないが平気にやり返せるモンでもない。
「あぁ、あれ?私が女だから手加減したんじゃないの?全く痛くなかったけど」
俺は今バケモノを目の前にはしているような気分になり、だんだん怖くなってきて、顔が引きつってきた。
「俺はてめぇの顔を粉砕させる気で殴ってやったぜ」
「アンタ最低だな、助けなきゃよかった」
リンはムスッっと怒って腕組みをして睨んできた。
その時上の浮いているランプがもう1度目に入ったので、笑いがこみ上げてきた。
「フッ、もう考えるのが面倒くさくなってきた、担任ボコしたと思ったら、学校退学してさせられて、家に帰って寝たら、こんな意味わかんねぇところにいるしよ、しかも細い女にも一撃で気絶させられるし、勘弁してくれよ」
俺は目元に手を当てて涙が出てくるのを抑えた。
「何、ブツブツ言ってるの?アンタ、そもそもどこからきたの?この村の住民じゃないでしょ」
今はこのリンに逆らってもどうにもならないと思った俺は出来るだけここの情報を集めて俺自信が落ち着くのが大事だと思った。
「なぁ、このランプ浮いてるよな、しかもビンタの傷も治っているし、これは本当に魔法なのか」
ランプを指をさし、まず魔法のことから聞き出そうとした。
「私の質問は無視かよ、まぁいいや、てか何を驚いているのかわからないな」
「え?」
リンは俺に近ずいて、膝たちになり目線の高さを合わせランプに指さした。
「これは私の魔法で浮いてるの、誰だってできるでしょ」
ヤバイ、もうここにいる村のヤツら全員ぶっ飛ばしたくなってきた、でも無理だ俺はこいつにすら勝てない。
俺は魂の抜けたような顔になって、ボーットなっていた。
「あぁ、そっすか」
リンは俺から離れてさっきまで座ってた椅子に戻っていった。
「どうすんの?これから。」
「へ?」
リンは呆れた顔で脚を組んで見てきている。
「アンタ普通じゃないからさ、魔力も感じないし、魔法使いに負けてしまう、村から出てもモンスターに殺されるだけだよ、最近、大魔王リョウが現れて、強くなってきてるんだから」
俺はまだこの世界のことが信じきれていないけど、俺は喧嘩に負けたんだここは仕方ない
俺はベットから出て床に跪いた。
「え、何やってるの?」
これしかない。
「リンさん、俺をここに住ませてください、今の情報を整理出来る期間だけでいいんです、お願いします」
俺はリンの目の前で土下座をして、お願いをした。
「いいよ」
「は?」
即答で自分が思っていた最高の答えが、出てきたので、とても驚いた。
「何?嫌なの?」
「い、いや、マジでいいのか?」
リンは面倒くさそうな顔をして、テーブルに肘を乗せて楽な体制になった。
「だからいいって、私、一人暮らしなのに二階建ての一軒家で広すぎるぐらいだったから」
「そ、そうか」
俺が頼みたいのは住ませてもらうのもあったが、本当はもっと頼みたいことがあるんだ。
「リンさん!」
「え、なに?」
「俺に喧嘩を教えてください、お願いします!」
俺はもう一度土下座をして、頼み込んだ。リンは立ち上がり、疲れた顔で見てきた。
「アンタバカなの?私は喧嘩なんて出来ないよ、あれはアンタが弱すぎただけ、教えられるのは魔法だけ」
魔法?もうそれでもいいと思った、今は早く強くなって俺をぶっ飛ばしたこいつを倒してやりたいと思った。
「じゃあ魔法おしえてくれ、頼む」
「それならいいけど、私も忙しいからそんなこと頻繁には出来ないよ」
この世界はよく分からなすぎるから、せめて強さを欲しい。
「忙しくって、何かあるんのか?」
「知らないの?本当どこからきたの?」
リンはポケットから討伐書と書いてある髪を見せてきた。
「最近、大魔王が現れて魔法使いはやることがいっぱいあるの」
「大魔王?」
「そう」
「おい、これ本当か?」
その大魔王の名前のところに見覚えがある名前があった。
「そうだけどなに?」
「リョウって書いてあるんだけど」
その時ここに来る前の担任の言葉が蘇ってきた、『お前にとって一番の苦しみを与える』。
「大魔王の名前でしょ」
「ふっ、そういうことかよ、あのクソ教師がよ、上等じゃねぇか、より強くなりたくなってきたぜ、リョウをぶっ飛ばして二人で元の世界に意地でも帰ってやる」
「ねぇ、もう部屋に戻るよ、ここの部屋は自由に使っていいから」
「おう、ありがとうな」
リンは自分の部屋に帰っていき、俺はなんとなく状況を理解した。
亮、お前も楽しみか、俺よりも喧嘩強かったけどここでもっと強くなってお前とのタイマンの時までにここでも喧嘩最強になってやるよ。首洗って待っとけ
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