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演劇ですか?第一印象の大半が顔だと相場が決まっております

どうもどうも、カビたお餅でございます。もうすでに三月も終わりを迎える頃合いですが今年の目標はどのようにしましたか?ちなみに作者は「愛に生きる」ことにしました。彼女もろくにできないですけどね。好きなことやものをたくさん作って愛し愛されなんとやら。目標はいいですよ。達成できなくても、目標ないし目的をもって何かをするのととりあえず何かをするのでは心持ちが段違いだと思っております。なにか一つ、目標を立ててみては?一見バカっぽい方が面白味がありますしやる気がでたりしますよ!

なんか疲れてきたしここら辺でこの話の確認をしよう。僕こと星野賢治は演劇の開始直後、演じるはずであったシンデレラの世界に巻き込まれた。と思っている。

未知の世界に踏み入れたのにも関わらず動揺しない自分に驚きはあるが本が好きだったしこういう非日常的な展開も大好きだったので後先の事なんか考えずに自分の知っているシンデレラのような物語を自分がキャストとして演出しながら楽しもうとしている。だがこのシンデレラは僕の知るシンデレラとはちょっと違うようだ。使用人だと思っていたらシンデレラは令嬢であったり、家を訪ねるとムキムキのおばさんに抱きかかえられたりなど、シンデレラが登場しない所でまた別な物語が始まろうとしているかのように僕の知っているシンデレラを裏切るように話は進んでいく。

追記:おばさんなんて言ってごめんなさい。顔に凄いしわがあったがよくみると表情筋の筋らしい。顔の筋肉なんてどうやって鍛えるんだ・・。

「すいません、別に覗くつもりはなかったんです。ただ、シンデレラさんに用がありまして・・」

「シンデレラに?彼女なら上の部屋にいるけど・・。私は夜にお城に行くための準備をするから、階段上がって突き当りの部屋ね」

覗き魔呼ばわりしていた割には特に警戒されずシンデレラの部屋に促されたのであの筋肉は只者ではないなと口から漏らしてしまったことは秘密である。

階段を上がっている最中、こんな早々にシンデレラと魔法使いが遭遇してよいのだろうかという疑念が頭をよぎったが、物語上のシンデレラを一目見たいという好奇心が勝り、突き当りの部屋まで急ぎ足で向かう。

部屋の前に立ち、コンッと軽いノックをする。

「お姉さまですか?今出ますのでお待ちに」

心なしかこちらに歩み寄る足音が扉越しに聞こえるような。ガチャという音と共に扉が開かれていく。

「あら?あの、ごめんなさい。どちらさまでしょうか?」

僕は正直不安だった。何が不安だったのか?先ほどの筋肉マンいや、筋肉ウーマン然りシンデレラも筋肉的英才教育の結果筋肉ウーマンに成り果てているのではといういわゆる原作殺しである。しかしその不安は解消された。金髪に整った顔立ち、白銀のドレスを身に纏った姿は深窓の令嬢そのものであった。

「ぼく、いや私は魔法使いの賢治と申します。あなたがシンデレラさんですか?」

「私がシンデレラですけど、ケンジさん?魔法使いさんが私に何の用で・・?」

「シンデレラさんは今夜お城に行かれるんですよね?それの付き添いとして私が申し出たのであります」

本人にどこまで話していいのかわからずとりあえず当たり障りないようごまかせた。と思う。

「あの、ケンジさん。お城に行くのはお姉さま方だけで、私は家で留守にしているつもりなんです・・」

・・まぁ、シナリオ通りだし?それよりこの後どうしよう・・。

シンデレラの返答に言葉を紡げない僕を他所に階段を誰かが上がってくる音がする。筋肉ウーマンさんがドレスを身に纏いこちらにやってきた。

「じゃあ私はお城に向かうから、シンデレラはお留守をお願いね」

「はい、お姉さま・・」

え?あの筋肉ウーマンさんがお姉さま?一体何を間違えたらこんな偶然が発生するんだろうか。そして、お姉さまを見送るシンデレラはどこか悲しげであった。

日も傾いてきた。僕もそろそろシンデレラを連れてお城に向かわなくては。

今回も愛読頂き大変感謝です。大分前に書いた事ですが、ジャンルにもある通り二次創作がメインとなっておりますのでシンデレラに限らず著作権法に触れない限りで既存の作品を面白可笑しくアレンジしていきたいなと思います。僕の自己満足でしかありませんが、それでも楽しく読んでいただけるのであれば、

私はいくらでも文字を綴ろうかなと思います。かなりの気分屋ですがね。前回からの空白が三日位だったかな?次回もこれくらいの期間が空きそうですが是非続きにも手を出して頂きたい限りです。では次回作もよろしくおねがいします!

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