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俺と彼女の日常につき  作者: 寺本 ひろ
6/10

なんですか、なんなんですか

お久しぶりです…。

風邪をひいてへたれてました比呂太です。

いや、風邪程度で創作活動をとめていては話にならないんですが…。

とりあえず今回で6回目の投稿となります。

が、またもや短めのお話となります。

一気に書き上げてしまって修正等を施した後に投稿するスタイルに持ち込みたいんですが…なんせまだ私のスキルがあれなもんでして…申し訳ございません。

とりあえず一作品書ききるため、自分のモチベーションを保つため、今はまず皆さんのお目に触れる機会を増やすことを目標としております。

では、今回もどうぞよろしくお願いいたします。


 「おっす夢」

 「っ・・・なんだ孝司か、うっす」

 校門を入るなり急に後ろからやってきたのはまたもや親友Aこと佐中孝司だった。

 「なんだとはなんだよー。てか今日やけに眠そうじゃん?」

 「あぁ・・・まぁ、ちょっとな」

 昨夜はその日の朝から放課後までの出来事にいろいろ考えさせられて寝付けなかったからな・・・。

 「なんだ、夜更かしか?でも珍しいな夢が夜更かしなんて」

 「なんでだよ」

 「この前冴希ちゃんが言ってたぜ、うちのお兄ちゃんはお子様だから遅くても夜は十一時までには寝てますって。だからオタクのくせに深夜アニメの時間まで起きてられないとかなんとか」

 「あいつまた余計な情報を・・・。ていうかそれ後半部分はお前のつけたしだろ」

 「ふっ。まぁな。でもそうなんだろ?録画してんだろ?」

 「うっせぇ。健康的な生活を心がけてんだ。なにが悪い」

 「はぁ・・・ダメだな」

 「なっ・・・何がダメなんだよ」

 「いいか夢。深夜アニメってのはなリアルタイムでみないと意味がないんだよ。」

 「なんでだよ」

 「なんでもくそもねぇよ、お前もオタクなんだろ?だったらリアルタイムで観て、次の日この俺とそれについて熱く語るってのが筋だろうがよ!そういうもんだろうが!」

 なんの説明にもなっていないって。

 「んなもん誰が決めたんだよ」

 「俺が決めた」

 「はぁ・・・へいへい、そうですか」

 そもそも俺もオタクといえばオタク・・・なのかもしれないが、何がどうオタクなのかと聞かれると、説明も若干その色が薄い・・・。

 ごめん、今のは日本語が下手だったな。

 つまりこうだ、どこからどこがオタク・・・といってよい程度なのか俺はまだ理解していないが、俺という人間に関して言えば次のような性質がある。

 その一、アニメ(主に深夜アニメ)はだいたい毎シーズン全てチェックしている。

 その二、自宅にある小説のうち八割がラノベ。

 その三、音楽も趣味の一つだが、普段聴いている曲の七割くらいはア二ソン。

 その四、親友がこれこそ専らのオタク・・・。

 四つ目はほぼ関係ないかもしれないが・・・あ、ここで俺たちが仲良くなったきっかけの(共通の趣味)の正体がわかったよね。


 ま、それはさておき、二番目のラノベを読むようになったのもアニメがきっかけ。

 

 ようは、単なる平均以上のアニメ好き・・・程度のはずなんだ俺は。

 だから色が薄いってのはこの(オタク)と言い切るには半端な感じを表現したかったのだ。

 そりゃぁこれでも二次元に興味のない人間からすれば、(オタク)という言葉でひとくくりなのかも知れないけど。

  

 「まぁ、そんな話はさておきだ夢」

 いやいや、お前が始めたんだろうが。

 「今度はなんだ」

 ここまでのくだり、なんか昨日と同じ感じだなオイ。

 「さっきからお前のことを満面の笑みでニタニタしながら見ているあの子はなんなんだ?」

 満面の笑みでニタニタって・・・お前それ想像の仕方によってはなんだか不気味だったりするけど大丈夫か。

 とわざわざ突っ込みを入れても仕方ないので・・・。

 「ん・・・?」

 「ほら、あの窓から・・・。あ、こっち見て手降ってんじゃん」

 と言われて振り向いた先には・・・げっ。

 

 「センパーイ!夢本紘也センパーイ!」

 と俺の名前を大声でしかもわざわざフルネームで叫ぶショートカットの女の子が一人。

 「あ・・・おう・・・夏奈ちゃん」

 瀬川夏奈。

 妹の親友にして俺の一番の・・・・・ある意味天敵だ。

 その所以はまた追々・・・。

 ていうか何いきなり俺の名前叫んでんの。

 恥ずかしいからやめてくれ。

 「先輩、おはようございます!」

 「え、あぁ、おはよう。で、どうしたの朝から」

 「朝だから先輩におはようを言ったんですよ?」

 「え・・・・・・それだけ?」

 意味が分からない。

 「ん~。そうですね。」

 「・・・・・・」

 「それだけじゃないと言えば、それだけじゃないんですけどねぇ」

 「なんだよそれ」

 「あははっ。また今度にします。では!」

 と急に現れたと思ったら一瞬で教室に引っ込んでしまった。

 まあ教室を見上げながらここで会話するのも目立って仕方ないわけだからこれでよかったんだけど・・・なんだったんだ今のは。

 「おい夢」

 「ん?なんだ孝司」

 「お前もやっぱ年下派だったのか」

 「は?」

 「あんな顔真っ赤にしやがって。ったく、分かりやす過ぎるぜ」

 「いや違うっ!こんなところで大声で呼ばれりゃ恥ずかしくもなるだろうが!」

 「水くせぇなぁ、いいじゃねぇかよ、隠さなくたって。俺にくらい打ち明けてくれよ」

 「はぁ・・・もういい、めんどくせぇ。」

 「応援するぜぇ!」

 「好きにしてくれ」

 ほんと、こいつの頭ん中は平和だよな。

 常にピンクや黄色で染まってんじゃねぇか?


 そしてそんなやり取りをしつつタラタラと教室へ向かう俺たちに、またお決まりのチャイムの音色が降り注ぐ。

 「げっ・・・!」

 「っ!走るぞ夢・・・二日連続はさすがにやべぇ」

 

 そう俺たちが焦って階段をダッシュしかかったとき・・・。

 下駄箱の方からもう一人・・・何やらぶつぶつ言いながら走ってくるのに気づいた・・・しかも超高速で。

 

 「やばいやばいやばいやばい!遅刻遅刻」

 その人物は金髪とまではいかないが明るめのさらっとした髪をたなびかせ、もうダッシュでこっちへ向かってくる。

 

 あ・・・。

 「あ、あれ佐々山さんじゃね?」

 「だな」

 「走ってる姿もまじ可愛いー!ていうかスカートひらひらしてなんかこう・・・くそ、おしい!」

 「ばかなこと言ってないで俺たちも急ぐぞ孝司」

 「あっ、やべ」

 と俺たちがぼそぼそ言っているうちに追いつかれ・・・。

 意外や意外、佐々山の方から話しかけてきた・・・ただ・・・。

 「あ・・・えっと、佐中君だっけ?おはよう!」

 「おっはよー佐々山さーん!」

 ・・・・・・。

 なんですかなんですか、俺は無視ですかっ?

 俺の方をちらっと見て何故か少しプイっと・・・ツンとした表情で目をそらされてしまった。

 なになに・・・なんなのさ、俺なんかしましたか?

というか何かしたとかしなかったとか以前にまだ全然絡んでないんだけどね。

「急ごう、佐中君!」

 「おうっ!三人で競争だぜいっ!」

 ・・・・・・孝司・・・お前も俺が無視されているところ・・・まったくなんとも思ってないのな・・・親友Aめ!


 そんな訳でとりあえず俺たちは三人で教室へとダッシュしたのだった…。

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

みなさんどうも、未だに風邪が治りきらずマスク生活の比呂太です。

年齢的にはまだ(若い)と言われる年齢のはずの僕なんですが…少しずつおっさんになってきたんですかね。

日中働きながらとなると、風邪ごときでも治りにくくなってきました。


今回は前回同様、かなり短いお話となりました。

未だに紘也と(彼女)との距離が微妙なままではありますが、次話あたりからそろそろ…?

まぁ少しずつでも物語を進めてまいりますので、どうぞまた暇つぶし程度にでもお目を通していただければ幸いです。


ではまたまた無駄にながーい後書きになってしまっても申し訳ないので、このあたりで今回は切り上げさせていただきます。


最後に、毎回のことながら、まだまだ拙い本作にお付き合い頂き、本当にありがとうございます。

心より感謝申し上げます。


では、次回もぼちぼちがんばります。


2015年5月2日


比呂太。

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