転送!
お待たせいたしました。
本当はもっと早く投稿するはずが間違って消してしまって脱力しておりました。
できるだけ、早く完結させたいです。
そして、他の話に取り組みたい…(*ToT)
お久しぶりでございます。
只今、とても狭いところで一人で着替え中でございます。
この現状を説明致しますのには過去を振り返らなくてはいけません。
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私は疲れておりました。
公私を混合するなどあるまじき事。
しかし、もう限界でございました。
そして、やけ酒に王様の秘蔵ワインを頂こうと地下室に参りました。
地下室と言うと罪人等を監視する地下牢を連想なさると思いますが大事な王族と一つ屋根の下は危険ですので全く別の場所にございます。
話しに聞きますと何処かの国では罪人の裁判のため地下牢があると聞きました。
きっと、その国の姫達も猛者なのでしょう。
それはまた別の話にいたしまして、我が国の城の地下室はワインの宝庫になっております。
あの酒飲みの王様がヒメカ様の『アルコールは身体に良くないわ!!』と仰ってから控えるようになりました。
アルコールとは何か分かりませんが、いつも悩まされていた朝起こす侍従達の叫び声を聞かなくて済みます。
我々どもが唯一ヒメカ様に感謝した1つですね。
「あら?」
何か見たことのある本が特別なワインを隠す為の金庫に置いてありました。金庫の鍵はイチャイチャラブラブしてある間(誰と誰がというのは省かせていただきます。)に失敬させていただきました。
本は古い革にカバーされていかにも古代からあるような装飾です。
しかし、私はこの本の正体を存じております。
この本は…。
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というわけで、現在のこの状況でございます。
え?
省き過ぎでございますか。
まぁ、あれです。
俗にいう、トリップしたのでございます。
薬ではありませんよ。
魔薬は我が国にはございません。作らない、持ち込まない、を掲げ取り締まっております。
トリップとはヒメカさんと同じく召喚の反対です。
王様はヒメカさんに嘘を言いました。
それは、城の者が全員知っております。
帰れないなどございません。
寧ろ、何も関わりの無いところから呼び出すよりも元の場所に戻す方が遥かに簡単です。
そういうことなので、ネタばらしの所は私もワクワクして待っておりました。
が、あの二人はいつまでも新婚気分でネタばらししたところでたいして面白く無さそうです。残念です。
えぇ、今更ですがあの二人は結婚いたしました。
一応、側室ですがいずれ国母ですね。
私は初めから期待して無いのでなんとも思っておりません。
本当です。
結局、王妃様は何で狭いところで着替えしてたのか言ってませんよね?
次話に続きます。
因みに王妃様はツンデレです。