オマケ:悪魔のシッポ
タイトル『悪魔のシッポ』
Side:浩大
登場人物:秋桜・恵理夏
秋桜が天使の様だった頃を、今でも思い出す。
それは、基本的に毒されても染まっていない部分が見えるから。
うん、堕ちても女神♪
可愛い事には、変わりない!
「あら、浩じゃない。ちょっと、そこで遊んでいく?」
秋桜を堕女神に作り上げた恵理夏のフェロモン攻撃。
周囲を知りつつ、空いた教室へのアブナイお誘い。
「いい加減にしろよ。そんな事を、これ以上アイツに吹き込んだら、許さないからな?」
睨んだ俺に、意味深な笑み。
「あらぁ?何か、不都合があるの?考えてみて。可愛い秋桜が、上目づかいでオネダリしてるところを。」
想像……
可愛い秋桜が、上目で……
「浩君、ちょっと……ね?そこで、遊んでホシイなぁ。」
目の前に現れた堕女神に、クラクラ。
「……うん、遊んで……行きたいのは、行きたいけどね?秋桜、いつからいたの。それに、こんな周りに人が居る時に誘っちゃダメでしょ?」
ツッコミどころ、満載なんですけど!?
「最初から♪」
俺に、最高の笑顔で首を傾げた。
可愛い笑顔だな、こんちくしょう!
「あ、浩君?私、先生に呼ばれてるの。また、後でね!」
手が宙を漂う。
逃げられた……俺の獲物……
「ふふ、残念ねぇ~。私が、代わりに相手をしましょうか?」
こいつだけは、本当に……
「そんな冗談ばかりだと、相手を逃すぞ?本気になれるのかよ。」
あ、ちょっと言い過ぎた?
真剣な視線の恵理夏。
謝ろうと、口を開けようとした俺の耳に、とんでもない言葉が聞こえる。
「えぇ~?だって、人間で初めて好きになったのが浩大だったから、わかんないぃ~♪そうね。失恋を慰めてくれるなら、無理じゃない程度に……魂を頂戴?」
……思考停止……
「魂をあげたら、どうなるの?」
ツッコミが追い付かず、最後の言葉に質問をぶつけてみた。
「やだ、そんなの。死んじゃうに決まってるじゃない。バカねぇ♪」
ニッコリ笑顔で、何を言うわけ?
「ちなみに、初恋は誰ですか?」
頬を染め、乙女な表情で……
「人間じゃないから、分からないわよ~。知りたい?」
……堕女神を作ったのは、やっぱり……
end




