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③堕女神の工程  作者: 邑 紫貴


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オマケ:悪魔のシッポ

タイトル『悪魔のシッポ』

Side:浩大こうだい

登場人物:秋桜あきお恵理夏えりか



秋桜が天使の様だった頃を、今でも思い出す。

それは、基本的に毒されても染まっていない部分が見えるから。

うん、堕ちても女神♪

可愛い事には、変わりない!


「あら、浩じゃない。ちょっと、そこで遊んでいく?」

秋桜を堕女神に作り上げた恵理夏のフェロモン攻撃。

周囲を知りつつ、空いた教室へのアブナイお誘い。

「いい加減にしろよ。そんな事を、これ以上アイツに吹き込んだら、許さないからな?」

睨んだ俺に、意味深な笑み。

「あらぁ?何か、不都合があるの?考えてみて。可愛い秋桜が、上目づかいでオネダリしてるところを。」

想像……

可愛い秋桜が、上目で……


「浩君、ちょっと……ね?そこで、遊んでホシイなぁ。」

目の前に現れた堕女神に、クラクラ。

「……うん、遊んで……行きたいのは、行きたいけどね?秋桜、いつからいたの。それに、こんな周りに人が居る時に誘っちゃダメでしょ?」

ツッコミどころ、満載なんですけど!?

「最初から♪」

俺に、最高の笑顔で首を傾げた。

可愛い笑顔だな、こんちくしょう!

「あ、浩君?私、先生に呼ばれてるの。また、後でね!」

手が宙を漂う。

逃げられた……俺の獲物……

「ふふ、残念ねぇ~。私が、代わりに相手をしましょうか?」

こいつだけは、本当に……

「そんな冗談ばかりだと、相手を逃すぞ?本気になれるのかよ。」

あ、ちょっと言い過ぎた?

真剣な視線の恵理夏。

謝ろうと、口を開けようとした俺の耳に、とんでもない言葉が聞こえる。

「えぇ~?だって、人間で初めて好きになったのが浩大だったから、わかんないぃ~♪そうね。失恋を慰めてくれるなら、無理じゃない程度に……魂を頂戴?」


……思考停止……


「魂をあげたら、どうなるの?」

ツッコミが追い付かず、最後の言葉に質問をぶつけてみた。

「やだ、そんなの。死んじゃうに決まってるじゃない。バカねぇ♪」

ニッコリ笑顔で、何を言うわけ?

「ちなみに、初恋は誰ですか?」

頬を染め、乙女な表情で……

「人間じゃないから、分からないわよ~。知りたい?」


……堕女神を作ったのは、やっぱり……





end

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