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302/310

300 火曜から月曜というくくり

 ジンが口を尖らした。

「ミリッサ、説明してよ」

「ピンクタグ、あのでかいマップ、持ってきてる? ルリイア、大きめのカレンダーある?」

 

 広げられたマップ、五芒星の星の頂点に死んだ人の名を書き込んだ。

 カレンダーには根本道場に入った人の名を書き込んだ。



「火曜から月曜というくくりで見るとどうなるか」

 チサとクワッチーサビラの名を丸で囲んだ。

 レイミとアサツリとキリコを、四角で囲んだ。


「つまりな。チサとクワッチーサビラは同じ週に、同じように五芒星巡礼をしていたことになる。当然、各巡礼地で出会うこともあり得るよな」

「……、それで……」

「レイミとアサツリとキリコもそう。一週間遅れで、三人、火曜の深夜に同じところに巡礼に行く」


「殺せというお告げを聞いた人が……」

「同じ火曜日の夜に……」

「そういうこと」



 ここで、ショウジョウに向き合った。


「ショウジョウ殿、出番でござるぞ」

「かしこまった」

「各巡礼地で、ほかの死体はあったか?」

「ございました。奈良の古社跡でございまする」

「他の四か所は?」

「見つかりませんでした。何百年も前の死体は、ワレらでもわかりませんが」

「うむ。ありがとう」


 ジンと目を合わせた。

 このまま、俺が推理会議を進めるか?

 それとも、ジンが進めるか?


 ジンの免疫力、恐るべき。

 新たな死体が出たと聞いても、顔色一つ変えることはない。


 ジンだけではない。学生らはみな。

 え、という顔をしたのはヨウドウのみ。

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