表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

298/310

296 できるだけ正確に再現して

「はい。ミカン」

「キリコの言ったこと、これ事実だって考えるのがいいと思う。競馬場に閉じ込められてた時、あの人、怒り狂ってた。落ち込みまくってた。もちろん、娘さんのことで。今さら、人を殺したなんて嘘をつくとは思えない」


 アイボリーが相槌を打つ。

「彼女が言ったこと、ミリッサ先生、できるだけ正確に再現してくれませんか」

「こうだったと思う」


 そこで、お告げを聞いた。

 巡礼に向かえ。

 そして能勢の滝で、アサツリという男を殺せ。

 しからば、運が向いてくるだろう。



「ふうむ。能勢の滝、能勢に滝はいっぱいあるだろうけど、具体的な地名は言わなかった。その時、具体的地名は言わなくても、伝わった、ということなのかな」


 五芒星巡礼のチラシやマップ。

 時期は微妙だが、まだ、配布されていた、と考えていいのでは?


「で、アサツリという男を殺せ。具体的な名前を挙げた。ここ、ポイントじゃない? それから、ささやき担当は、アサツリとキリコがそこで鉢合わせすることを知っていた。もくろんだと言ってもいいかも」



 なるほどなー、という声が上がる。

 アイボリーが議論をリードしていく。


「下着屋の店長さんの話では、キリコは火曜日の深夜に巡礼に行ってた。つまり」


 巡礼って、毎週火曜日固定で深夜が推奨。

 で、能勢はペンタゴンから二か所目よね。


 ということは、犯行日より前の前の火曜日から翌月曜日にキリコはそのささやきを聞いたんじゃない?

 アサツリも同じ。

 だから、あそこでばったり出会うことになる。

 ま、会うかどうかは可能性だけどね。



「ということは、犯行日がはっきりして、かつ、いつ根本道場に入ったかが分かれば、今の話、確度がぐっと上がるということね」

「だね」

「でも、ささやき担当が誰かってことには、すぐに繋がるわけじゃない」

「そうよね。そこはまだ」

「ささやき担当か……。それって、誰でもなりえる?」

「さあ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ