表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

280/321

278 パジャマに着替えてる!

 目が覚めた。

 疲れはある。

 体はだるい。

 さすがの妙薬も、疲れまでは取ってくれないようだ。


 天井を見上げた。

 シーリングライト……。

 うん、俺の部屋……。


 昨夜、あれから、あいだみちを……?

 自宅に帰り着いた時……、んー?

 記憶がない。


 しゃんとせねば。


 体を起こした。


 ん?

 んん?


 あ!


 ベッドの下にメイメイが寝ていた。

 ふう!

 そうか、送ってきてくれたのか。

 それさえ、記憶にない。


 長い睫毛を見せて、かわいい寝息をたてている。

 パジャマ……。

 前が少しはだけ、盛り上がった胸が規則正しく上下している。

 まさか、妙なことになってはいまいな。


 と、レンジのチンという音がした。

 あ。

 誰かいるのか。



 メイメイを起こさぬよう、ベッドをそっと抜け出し、リビングに向かった。

 え!

 俺、パジャマに着替えてる!

 うむう……。

 記憶にないぞ……。


「あ、ごめんなさい。起こしてしまいました?」


 ガリさん……。



「昨夜は、本当に本当にお疲れさまでした」

「ガリさんこそ、お疲れさまでした」

「先生、本当に、こう言っては失礼ですけど、ご立派でした」

「いや……」


 情けない。

 記憶がなくなるほど飲んでしまうとは。


「ランさんと野球拳まで。ちょっと驚きましたよ」


 えええっ!

 そんなことまで!


「ランさんが素っ裸になったときには、さすがに驚きましたけどね」


 ずっと服なんか着ていなかったし、恥ずかしくもなんともないもんね、などと前と同じ台詞を言ったのだろうか。


「ヨウドウ先生なんか」


 うへ。

 聞きたくないかも。


「それはもう、目をまん丸にされて」


 がーっ。

 しっかり見たのか……。


「す、すみません……」

「いいえ、よかったと思いますよ。お館様も他の妖怪さんたちも、それはそれは楽しそうで」

「はあ……」



 メイメイが起きてきた。


 パジャマには自分で着替えたのか、着替えさせてもらったのか、もう聞く必要はない。

 どちらでもいい。

 まずは、顔を洗いに。

 ランドリーバスケットには、ガリとメイメイが着たのだろう俺のパジャマが入っていた。



 冷蔵庫の中のもの、勝手に使わせてもらいました、とガリが朝食を並べてくれる。

 ハムエッグとサラダ。トースト。そしてミルクとコーヒー。

 素晴らしい朝食!

 あれ、ブルーベリージャムなんて冷蔵庫にあったかな?


 うん!

 食欲がある!

 さすが妙薬。

 二日酔いは全くなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ