第4話 似たもの同士の行方①
~1週間後~ 昇恒10時00分
天気:晴れ
場所:ファラート州 東海岸
僕はインテグレーターにリラックスするように座り、呼吸を整え、頭の中で出発準備をする。
——量子バイオセンサーの較正、最適な圧力分布の確認を行う。並行して、ステラリンクとNX-01Aの統合システムとの同期開始。生体認証と神経信号の初期スキャンを実施後、ニューラルリンクを確立。周囲環境情報知覚化情報処理を開始。シナプス経路と感覚入力統合を較正し、通常空間認識と発射前認知マッピングを確立。ASFアーマーの環境完全性、ステラリンク遅延が許容範囲内であることを検証。アルケオンドライブを起動。主要および副次システム起動シークエンスを開始。兵装システムを初期化。目標座標、脅威評価を含む、発射前目標パッケージをロード完了……
「よし準備はいいか、シンこっちはいいぞ!」
デニーさんは僕に発破をかけるようにステラリンクを通じて話しかけてくる。
「僕も準備OKです」
「あそこで皆が手を振っているから挨拶してから行くぞ」
今日は特別に僕たちだけが訓練を行う。同じ防衛団のみんなが、さまざまな自己表現をしながら僕たちの出発を見送ろうとしていた。僕は少しそんな様子を見て、少し、思わずこみ上げるものを感じたが、自分が戦う相手の事を思い、僕の両サイドにある操縦桿を握り、もう一度気を引きしめる。
デニーさんは明快に言う。
「さあ、怪獣退治に行きますか!」
僕は頷くジェイコブさんは怪獣というよりも今は僕にとっての今は大きく固い秩序。管制官からの発射許可が下ると、僕たちは意識を集中させ無秩序で広く青い大空へ飛び立った。
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