第22話 混沌の中へ③
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~4期前~
エヴァンさんの作業部屋。目の前の机上には、円盤状のH・ゲートと、青白い光を放つ球状のA・スペースのホログラフィックが宙空に投影されていた。
「シン、まずはアメリア軍が把握している情報を簡潔に教えてくれ」
エヴァンさんに促され、僕はホログラフィックを指し示しながら解説を始めた。
「はい、簡潔に説明します。これまで僕たちに被害をもたらしてきたのは、この同心円状の構造体、H・ゲートです。高度一万メートルを超える上空に存在し、エネルギーを収束させ投下することで、直下の地域を壊滅的な状況に陥れます。この破壊的エネルギーは、I.F.D.Oの調査により、A・スペースの空間エネルギーに由来すると考えられています。仕組みとしては、上層に存在するA・スペースの空間エネルギーが収束され、H・ゲートを介して地上へ投下される、というものです。現在、我々アメリア軍が考えられる対処法は二つ。H・ゲートを直接破壊するか、A・スペース内部へ侵入し、空間を構成する核、あるいはその要素となる何かを破壊するしかありません」
「うーん。つまり、個人である俺たちが実行可能な現実的な手段は、A・スペースに存在する空間エネルギーを構成し、維持する何かを破壊すること、それで被害を食い止められる、というわけだな」
エヴァンさんは少し考えこんでいるようだったが、そう結論付けた。
「その通りです。しかし、問題は、このA・スペースが通常の人間の視覚では捉えられない、という点なんです……」
「シン、それはどういうことだ?」
エヴァンさんが訝しげに眉をひそめる。
「重力波の観測によってその存在は確認されていますが……人間の視覚でA・スペースを視認できるのは、僕だけのようなんです。アメリア軍のどの観測機器も捉えられないものを、なぜ僕の目だけが捉えられるのか、その原因は不明ですが…」
「うーん、それは奇妙な話だな……。だが、シンに視えているということは、何かしらの突破口がシンにある、ということでもあるんじゃないか?」
「それは……あの時、実際に役に立ったことは回避することだけだったので……ただ、そうなることを願うばかりです……。ですが、エヴァンさん、僕らが対処するためにはまず、あの空間の中へ侵入しなければならない。ただ、どうすれば侵入できるのか……。それが、今回最大の障壁なんです」
エヴァンさんは静かに頷き、目の前の円盤状と球状のホログラフィックを操作しながら解説を始めた。
「H・ゲート中央からの突破は、まず不可能だろう。エネルギー収束がいつ臨界点を超え、そこから放出されるエネルギーの塊が投下されるか、予測することは不可能だ。もし直撃を受ければ、機態はおろか、シン自身も無事では済まないからな……」
画面上でH・ゲートのホログラフィックが不気味に渦巻くのを見て、僕は改めて事態の困難さを思い知らされた。胃の腑のあたりが凍りつくような不安が募る。
「では、どうすれば……?一体、どうやって、あの中へ侵入すれば……」
「いや、悲観することはない。一応、俺はI.F.D.O.の元研究員だ。特に位相空間に関する研究を専門にしてきたんだ」
「そうだったんですね……。それは、心強いです」
僕の脳に酸素が少し入った気がした。
「まずA・スペースへの侵入シーケンスについてだが、それは心配ない。F.D.I.(フェムト・ユニット・データ・インテグレーション) というものでな、A・粒子の特徴を利用した非線形量子工学技術を応用している。シンの完全な量子状態をA・粒子を介してフェムト・ユニットの量子ビットに可逆的にエンコードし、機態と量子情報論理的な量子相関を形成、最大化。そして創り出した特異点を起点に、対象を超相転移させ、そのことによって短時間だが情報化したものをA・スペースに転送するんだ」
——……?
エヴァンさんの唐突に繰り出された専門用語の連続に、僕は体が一瞬ふわりと浮いたような感覚に襲われる。
「ちょ、ちょっと待ってください。いきなりそんな難しい言葉、急に言われても訳わからないですよ。しかもそんな上手く行くんですか?もっと量子工学の素人目にもゆっくりわかりやすくお願いします」
エヴァンさんは僕の反応に一瞬つぶらな瞳を見せるが、少し考え込むと、机の上のホログラフィック画面をホーム画面に戻し、違うタスクを開き再び操作をし始める。
「しかしだな……情報限界については技術で考慮しているし……ああ、そうか……いきなり専門用語を言っても難しいよな……それじゃあどうしようか……?じゃあ、この際だからシン達が着ているアーマーに搭載されているフェムトユニット。その仕組みについて簡単に教えてやるよ」
「分かりやすいなら、お願いします」
すると今度、エヴァンさんは人型の立体模型とフェムトユニットと思われる極小の物体を拡大させたものを並べ始める。ホログラフィック内では淡く青い光の粒子に包まれ、人型のモデルがデジタルデータのように細分化され、生み出された光の粒子がフェムトユニットへと吸い込まれていく様子が映し出された。さらに拡大された表示には、まるで電気が走るように二つの間で情報がやり取りされる様子が詳細に示される。
「……こういうふうに、それぞれ人間とフェムトユニットをA・粒子を通して情報として扱い、やり取りを行うことで相補性を保つことができるんだ。例えるなら、お前の体をいったん分解し、デジタルデータとして機態に記憶させるようなものだ。そのデータをA・スペースという特殊な空間で展開するための『受信機』『再構築装置』『防護機能』……その他さまざまの役割を果たすのがフェムトユニットだ。この技術を利用してシンを短時間だが情報体としてA・スペースへ送り出すんだが……どうか少しはわかったか?」
僕はなんとなくは理解できたので頷く。
「でもこれをしないと未知の空間に存在を維持することははっきり言って難しい。シンの存在そのものを量子データとして分解し、新たな存在として再構築するようなもので。万が一、『シン』という個としての情報の欠損が起きれば、情報エントロピーが極大し、お前はもう元の形には戻れない。存在が消失するに等しい、不可逆のプロセスになってしまう」
——情報の欠損……それはつまり、自分が自分ではなくなるということか?あるいは……存在そのものが消滅してしまうということか?
僕の背筋に冷たいものが走るのを感じる。
「まあ、そこら辺のところは俺が最大限調整するから大丈夫だ。そのためにステラリンクと機態をアップデートしておくから、後は、シオンのサポートを信じて挑むだけだ。そんなに本番に難しくて焦ることはない、いいな?」
「は、はい……」
エヴァンさんの力強い言葉に勇気づけられ、僕はなんとか頷いた。しかし、心臓の奥には、まだ形容しきれない漠然とした恐怖の塊が重くのしかかっていた。
「だが問題は、A・スペース突入後だ。仮にそのまま飛び込んだとしても、以前話した通り、シンが今装着しているプロトタイプアーマーでは、新型機態との情報的な相補性が完全には機能しない。シオンや機体に搭載された量子コンピューターがどんなに演算を重ねても、そのまま機体の物理的な質量を持ったままでは、A・スペースでの存在継続は限られてくるだろう」
僕はその予想外の事実に息を呑んだ。しかし、エヴァンさんは落ち着いた口調で言葉を続ける。
「まあ、まあ、慌てるな。ちゃんと、この状況を打開する手段も用意してある」
「一体、どのような手段なんですか?」
僕は期待に胸を膨らませ、固唾を呑んでエヴァンさんの次の言葉を待つ。
エヴァンさんはニヤリと笑い、まるで宝物でも見せるかのように、声のトーンを落として言った。
「それは……」 固唾を呑み、息を止めた。
「Enhanced Protocol だよ!」
——は……?
僕は、予想の遥か斜め上を行く彼の言葉に、間抜けな声さえ出せずに呆然とした。
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F.D.I(フェムト・ユニット・データ・インテグレーション(Femto-Unit Data Integration)) Enhanced Protocol ID30 FRM22,642
ゲートを通過した瞬間、「ID5」の数字が急上昇し、30を示した。その直後、僕の目の前の景色は一変する。
——!
ゲートを潜り抜けた途端、視界いっぱいに広がっていた全天球モニターが、まるで空間そのものに溶け込むように、視界の中央から消え去っていったのだ。それはまるで蛹から羽化する蝶のように、手にしていた操舵桿も、まるで体の一部だったかのように、するりと手から消え、僕と空間の間には、アーマーだけが残された。
「え……?」
気がつけば、僕の視界はA・粒子の影響か青白く、HDUの計測表示のみとなっていた。自分が一体、どうやってこの空間を進んでいるのか、もはや皆目見当もつかない。咄嗟に、HDUのインターフェースを確認すると、体は四肢の付け根あたりが強化されたのか筋肉が付いたかのように厚みが増し、背中の方には動力源が備わっている。僕自身の背丈と同等、それか優に超えるであろう長六角形の無機質な推進システムが六つ。それらが背後に浮遊するように出現しているようで、どうやら僕はそれらの力で、空間内をシフトしているらしい。
再び意識を前方に向けると、全身に感じる微細な揺らぎが、僕自身が確かにこの空間に存在していることを証明しており、HDUには、絶え間なく分析データが滝のように流れ込んでくる。シオンは膨大な情報を瞬時に処理し、再構築することで、僕の知覚を拡張し、この異質な空間の輪郭を辛うじて描き出そうとしていた。
「(シオン、今の状況は? これは一体……)」
僕は今の状況に理解が追い付かず、ふいにシオンに問いかけた。思考は即座に伝達され、シオンからの応答もまた、思考として直接、脳に流れ込んでくる。
「(現環境は極めて不安定な状況です。物理法則は不連続に変動し、空間は場所によって歪曲しています。現在、統合深度(Integration Depth)は30を維持。残り情報量は22243FRM(Femto Repair Reservoir Module)。シン、この形態は、現在のA・スペースにおける環境適応に特化したものです。活動時間はIDの維持状態に依存しますが、理論上、十数分程度は作動可能です。目標、空間核の特定を急ぎます)」
シオンの説明は論理的で明快だったが、僕の実感を伴って理解できたとは言い難かった。だが「F.D.Ⅰ」——エヴァンさんの突拍子もない言葉の意味が、ようやく、体感として理解できた。これは単なる形態変化ではない。機態と僕自身が、この異質な空間に適応するため、文字通り融合。存在そのものを変質させ、人型の飛行形態へと移行していたのだ。
しばらくして、機態と神経接続されたシオンが、侵入した空間のリアルタイム分析が終了したのか、その結果が即座にHDUへ提示された。
Relative time: 1 Physical constants: Gravitational constant, 7.0×10^27 times the standard cosmological ratio, Planck constant...
(相対時間: 1 物理定数:万有引力定数、通常宇宙比7.0×10^27倍、プランク定……)
シオンから分析が矢継ぎ早にHDUに表示され、僕はデータを確認しつつ、周囲の異常な光景に目を凝らした。それは、僕の理解を遥かに超えた光景だった。
赤、青様々な波長の光を蓄えた無数の巨大物質。周囲に存在するそれらが、まるで意志を持つかのように急速に一点へと引き寄せられ、次の瞬間、柑橘類の液体散乱の如く耐えがたいほどの強烈な閃光を放つ。散り散りになった光粒は再び集まり、螺旋の光柱を描いては、新たな柑橘の滴として消滅と生成を繰り返す。
それらは互いに半孤を描き、ギャップを作りながら衝突するのではない。まるで運命づけられた恋人のように、抗うことなく惹かれ合い、美しくも悲劇的に玉砕する。
「(シオン、これは……?)」
「(この空間は、極めて高い万有引力定数のため、物質が瞬時に重力崩壊を起こし、星を形成する間もなく、超新星爆発と酷似した小規模の現象を連鎖的に引き起こしているものと考えられます。光速に近いスピードで物体が衝突するため危険が伴います。私も周囲環境を分析し続けますが、シン、あなたも注意して行動してください)」
シオンの分析に、僕はなんとか状況を把握しようと努めた。その時だった、HDUに赤色の警告表示が点滅し、けたたましい警告音が空間に響き渡った。同時に、次のシーケンスへの移行を強く促される。すると、突然その警告に呼応するかのように、アーマーが激しく変形を始めた。それはまるで生命体のように、僕の体を構成するフェムトユニットたちが、蠢くように波打ち始める。僕はその異様な光景に、僕たちが今、到達したのは、紛れもなく異なる物理法則に支配された、異質な宇宙なのだと、改めて理解した。
——ヤバい!だが……。
内心は焦燥に駆られていた。だが、ここまではまだ想定内だった。この異常事態を打開するためには、まずこの未知の空間を構成する核となる物体を、探し出さなくてはならない。混沌の奥底で、シオンは微かな、しかし確実な秩序の兆候を捉えようとしていた。
——今現在の目標。A・スペースの空間核は、きっと、この混沌の中心に隠されているはずだ。
そう信じて探し続けると、それは見えた。小さな小さな赤い光。微小な光子の群れと共に、周囲にカーテンのように波打つエネルギーのようなものが、赤い星の様な中心へ向かって吸い込まれていく。僕は知覚を拡張し、視覚を極限まで強化して観察する。すると、僕の想像とは全く異なる異形の存在が、目に飛び込んできた。
——……!
それは、想像を遥かに超える異形だった。単なる巨大な核などではない。胴体は、まるで何かの芸術品かのように単調に重なり合った菱形の幾何学模様。それらが絶えず相互に回転しながら構成されていた。その異質な体躯からは、意思を持つかのように煌めく無数の剛体触手。それらが蠢きながら非線形かつ非局所的に存在していた。その存在はまるで、生命の神秘と無機質な機械の冷酷さを併せ持つ、未知の化け物だった。
そして、僕は見た。その異形の中心には、まるで生きているかのように赤く脈動する核が存在していることを。そして周りの空間はその中心に向かって、まるで空間そのものが歪みながら、異様な力が吸い込まれていく。僕は確信した。あれこそが、この歪んだ世界を形成する根源的な核なのだと。
——だが、どうすればいいんだ?
それはただそこに存在するだけでなく、何かを守るための強固な機能も備わっているであろう相手に僕はどう対処すればいいのか難渋していた。なのでしばらくの間、僕は息を潜め、その異質な化け物の様子を慎重に観察しながら周囲を旋回していた。しかし、眼前のHDUには、無情な警告を示す赤い文字が、刻一刻と迫るタイムリミットを告げるように表示されていった。
Predicted Survival Time(予測存続時間) 10Ⅿ32S5552…… FRM19,642
どうやら僕がこの空間にいられる時間は、本当に限られているらしい。空間核と思われる物体に、何としても、今すぐ辿り着かなければいけない。僕はシオンに最短経路を演算させると、HDUには、信じられない数値が表記された。
Distance to target: 0.11 light-years (対象との距離 〇・一一光年)
このままの通常速度では、完全に時間切れになる。僕は再びショートワープを起動することに決めた。
脳内で指令を送り、片手を前に突き出して円を描く。すると、推進系統だった長六角形のパーツが体に吸収されていく。それは、まるでエネルギーを取り込むかのように滑らかで、青い光の線が全身を走り抜ける。そして、そのエネルギーが目の前に集まり、幾重にも重なった円弧を描くビット群が姿を現した。僕は躊躇なく、歪んだ空間の裂け目へと機体を突入させた。
トンネルを抜けると、先ほどよりも遥かに巨大で、明確な姿の異形の化け物が存在していた。僕は惑星の周りを飛ぶ衛星のように怪物の周りをしばらく周回する。しかし、すぐに進路を修正し、方向転換。怪物の核へと体を向けた。背中を強烈な力で押し出されるような加速Gを感じながら、僕は目標に向かって一直線に飛翔する。だが、現実は甘くない。
“ゴワァ!”
敵は僕の接近を感知したのだろう。巨大で硬質な触手が唸りを上げるように迫ってくる。だが、それはただの触手の延伸ではなかった。
──……ッ!
無機質な触手は空間を切り裂くように、まるで瞬間移動のように僕の目前に現れ、アーマーに激突する。「パラパラ」と嫌な音を立てて僕を構成するデータが煌めきながら霧散し、アーマー表面が損傷した。しかし、フェムトユニットによる自己修復機能が即座に働き、すぐに修復される。その直後、HDUに表示されたFRMの数値が警告音と共に、一気に15,000まで急降下した。
「(敵の攻撃を回避し、射程圏内まで接近してください!このままのあなたの行動パターンでは機態の存続時間が短縮します。注意してください!)」
シオンの忠告を聞き理解はするが、このまま、回避運動を優先しても、目標へ前進を続けても、FRMの値は減り続ける一方だろう。そして残量がゼロになった時、僕はこの異質な空間に無防備に曝され、存在を維持できなくなる——つまり、死を意味するのだ。
もはや、今の僕に回避に時間を費やしている余裕など、一秒たりとも残されていない。僕は、覚悟を決め怪物へ向かう。針路を僅かに反転させると、四方八方から怒涛の如く襲い来る触手の猛攻を、知能機関シオンとの、限界まで最適化された連携によって、紙一重かつ精密にかわしていく。右、左、また右、そして左へ——。まるで、元々、触手など存在しなかったかのように、完璧な軌道を描き、宇宙でアクロバットをするかの様にかわし続ける。
ふとHDUを見れば、背中のビット群もまた、慣性アンカーや推進システムとして僕の動きに呼応し、宇宙にたなびく。その様子は、剛体ながらまるで風になびく花びらのように縦横無尽に僕をサポートしてくれていた。しかしそんな温かな援助も空しく、眼前の触手の数は、常識外れだった。まるで、高機関砲の雨、いや、それ以上の密度で、途切れることなく襲い来る。
“シュウゥゥゥゥゥーーーー……”
僅かにでも接触しさえすれば、それらは一瞬火花を散らし液体となると、霧の様に霧散する。僕はその危機感の元、体を捻り、前転、後転しながらどうにか攻撃を回避し続ける。しかし、時間切れは刻々と迫っていた。HDUに表示された時間表示は、既に十分を切っている。僕は、心臓が破裂しそうな鼓動を微細な体の揺らぎと共に感じながら、一か八か、エヴァンさんが教示してくれた、最後の、そして唯一の秘策を実行に移そうとしていた。
「面白い!」「続きを読みたい!」と感じていただけたら、ぜひブックマーク、そして下の★5評価をお願いします。 皆さんの応援が、今後の執筆の大きな励みになります。
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