第十話
書き方少しだけ変わりました
そして、お待たせしましたm(_ _)m
「いいわね。さすがフィオナ。」
「ありがとうございます。」
「・・・私がやることはなさそうね」
「一つお願いがあります。」
「なあに?」
「帝国の騎士団を派遣してほしいんです。私が手を叩いたら、連れてきてもらえますか?」
「わかったわ。」
私の計画は、これ。
今日の放課後になにか仕掛けてくると読んで、放課後に待ち伏せをして、正体を明らかにするのだ。
そしたら、案の定獲物はかかった。
「・・・ん?呪いがかからない・・・?」
「ええ。呪いはかけられないわよ?」
「なんで・・・ってえっ?!」
「ああ、席が隣の令息くんね。そういえばお名前を伺ってなかったわ。」
「・・・ニコラス・エディーです・・・」
(エディー侯爵の次男、気が弱く、面倒事を押し付けられている・・・で基本情報は合っているかしら?)
「ところで、これは誰が指示したの?」
「・・・オイル伯爵家に・・・」
「ありがとう。」
(あっさり吐いてくれて助かった。尋問とか面倒だし・・・)
根元を暴けたため、騎士団を呼ぶ。
「っ・・・!」
「ニコラス・エディー。あなたは令嬢、令息に危害を加えたことから逮捕するわ」
「・・・はい」
あっさり片付いたけど・・・あっさりしすぎね。
この程度で私を欺けるとでも思ったのかしら。
(あいにくだけど、私は人生三回目。ただの年下、じゃないのよね)
次の日。
教室に向かうと、クラスメイトたちが教室の四隅へ逃げていく。
(そんな野蛮なことしないのに。)
「あ、フィオナおはよう!」
「おはようございます、アメリア様。」
「後で話があるから、休み時間に談話室に来てもらえる?」
「はい、わかりました」
きっと、ニコラスの話かな、と席に座ると、私を見ていたクラスメイトがざわついた。
アメリア様は、私の後̀ろ̀を見ている。それに、あんなに固まるだなんて・・・。
(・・・そういうことね)
私の後ろ・・・正確には真後すぐ近くに立っていたのは・・・