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ライフトレイル


 夜に目が覚めたときもしくは昼に目がさめたなら、意識を持って行動出来ます。だから夜のうちに行動していきましょう。光の中に身を落とせば落ちることになります。それに夜のほうが広くてずッと自由です。どこへだって行き、戻る事もできます。ですからどこにも行かないことにしました。落ちるところまで落ちたのです。それが今までの全てを棄てることだと分かってはいましたが、これしかもう留まる方法が無かったのです。

 結局、約束というものは脆いもので破られるというのがお約束だったのです。死が果てには有りました。法則は不変で、あるべきところに総てが落ちていき、また元通りになってしまいました。

 それでもまた昼がやってきます。明けない夜はこれまで一度も有りませんでしたし、朽ちないものは一つとして有りませんでした。朽ちることですら朽ちていき、永遠すらも永遠の内に終わってしまいました。

 全てをなしえた後、何者も残ることは無く、きっかけなどは二度と現れません。

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