冒険
あの日、私はヘンリーと珍しい格好のおふたりさんを玄関で見送りました。あれからひと月が経ち未だにヘンリーから手紙が来ません。あのおふたりさんはおそらく異世界から来た人なのでしょう。私はヘンリーと数十年前にダンジョンで出会いました。私は週に一度はダンジョンに潜り、魔石や素材などを集めたり、か弱いモンスターや少しばかり厄介なモンスターとも戯れたこともありました。ダンジョンにある魔石は町のギルドで売ればそこそこの値になるので、冒険者としてダンジョンに潜る機会は多かったです。同じ冒険者として、共にパーティーを組んでダンジョンに潜ることになったのは、ダンジョンに棲む強力なあるモンスターに襲われそうになったその日、その日は単独行動でしたが、私には手も足もでないほど素早く賢く、そして強いモンスターが目の前に突如出現し腰を抜かした時でした。紳士のように空中を舞い、その魔獣を一刀両断しました。あまりの所作に驚きましたが、当時の彼にとってはいつものことでしたことでしょう。突然後ろを振り向きこのように声を掛けてくれた時、私はこれまでの緊張が一気にほぐれ、地べたに横たわりました。
「大丈夫ですかお嬢さん。ここに生息するモンスターは大変危険です。危ないところでしたよ」
ですがその表情は、心配をさせてくれないほど穏やかで信頼できるものでした。その時の彼に何かあったのだとしたら、外の世界はいよいよ状況も悪くなってきたのでしょう。今の私にはできることはないのですが、私がヘンリーに持たせたあのアイテムがあれば、きっと大丈夫でしょう。それにこの世界には勇者がいると聞いたことがあります。伝承には、世の中が混乱し、モンスターが世界中に溢れ天災が幾度となく降り注ぐ時、勇者が召喚され、世界を何度も救った。そう書いてありました。しかしヘンリーはこの世界には勇者の他にも世界を救いうる存在がいるとおっしゃっていました。その存在は具体名は特にないそうですが、とあるアイテムを持つ人のことをいうそうです。リアクターとかヘンリーは言っていましたか。いつかこの世界に人間の手では対処できないであるとされる強大なモンスターが出現し、世界が混乱状態になったとしたら世界を救うのは勇者か、ヘンリーはリアクターとか言っていました。私は未熟でありますので、勇者という存在をどちらかといえば信用しているのですが、もしかするとヘンリーはリアクターという存在を信じているのかもしれません。彼はあの時このような文句を言っていましたし。
「ここにはご飯はないですか。それとも明かりを照らすランプは?リアクターがいればいけるのにな」
彼はぶつぶつとこんな文句を周囲に平然と垂れ流すような一面もありました。しかし彼はとても頼りになる冒険者でもありました。パーティーの誰よりも強く、ダンジョンの階層を降りていくにつれ彼の名声は上がっていく一方でした。しかし彼がモンスターにされた時は驚きました。ダンジョンの55階層を奥に進んでいくと、ヘンリーはあるプレイヤーとの対戦で狼の姿に変貌しました。それからというものヘンリーは人語を話せなかったので、私とヘンリーはテレパシーを教育し、現在では会話する事はできます。あの時の彼のセリフは私は今でも忘れません。
「私が皆さんを守ります。後ろについてきてください。けがなどさせませんよ」
「頭上は私の盾(特大)にお任せください」
「こちらは安全地帯です。こちらから回る方が賢明です。そちらは罠ですよ」
「敵に追われていたら、私がおとりになりますよ。大丈夫ですよ、必ず帰ってきます」
「あきらめないでください。誰かのためになるかもしれないのであれば私は諦めません」
「一泡吹かせてやりましょうよ。私は許せませんこんなこと」
「皆さんの好きなことはありますか。私は冒険することが好きです。なによりも私に沁みついている固定概念のようなものです」
「パーティーで一番大事な役割を持つのはリーダーです。私はリーダーとして信頼されるのは難しいと思っています」
「信じることは信じられることよりも難しくないです。私は人を信じたい。そのために守るべきものがあるのだとしたら守るしかないと思う」
「人に利用価値のある人間なんていないです。だって私は価値あるなしで決めませんもの」
「世界には多くの人がいます。冒険者の来訪を望んでいるのです。私はその一躍を担いたいです」
「こんな姿になった自分ですが、いつかきっとすごい冒険者を一人でも見つけられたら私は本望です」
「これから信じられないことがあるかもしれません。人を騙すような冒険者に出会うかもしれませんが、私は最後まで味方です。皆さんは私のことを本当に信じてくれますか?」
「うれしいです。こんなことは初めてです。ここまでに私のことを信頼してくれるなんて。私なんて人の助けになることがうれしいだけの単なる冒険者です」
ヘンリーは町では最も有名な冒険者の一人で、各地の大会の常連でもありました。私とヘンリーの住む町のヨーグルットに私とヘンリーが初めて出会ったダンジョンがあります。ヨーグルットはギューニュが特産で、商店街や食料店では白い乳製品に漆黒のソースが上にのせられるギューニュという食品をそこらじゅうで見かけます。高級品なのでごくわずかな量でもそこそこの値で売られています。ヨーグルットはとてものどかな場所でしたので、彼の憩いの地となっていたことでしょう。徒歩で数分の町の中心部まで距離がありました。喧噪とした雰囲気の中心部は穏やかな性格の彼にはどうもお似合いでなられないようで、結局町を出るまでヨーグルットを離れることはありませんでした。長旅が難しくなる年齢にお互い差し掛かり、ある日私たちは旅に出ることになりました。旅の最中で見つけた森の雰囲気がとても心地よく神秘的で、我々は旅の途中でありながら三日ほどそこに泊まったことがありました。私とヘンリーは話し合い急遽この家をつくり住まうことになりました。自然に囲まれた住居は住んで心地いいものです。いつかまたヘンリーと一緒に住みたいものです。ここには家中を一瞬で温めることのできる暖炉があります。ここはどんな攻撃もほとんどを無効化する結界の内側です。いつかここで。
「私はきっと帰ってきますよ」
ヘンリーはいつからあんな紳士的な人間になったのでしょうか。若い頃は好奇心旺盛で無邪気な人間でしたが、才能はあったようです。あの日、ダンジョンで出会った日、ヘンリーは既に立派な方だったのでしょうか。それとも成長がいのある方だったのでしょうか。彼の無粋な行動には懸念の余地がありましたが、私はあの方の信念を一番に思っているつもりです。
「これからは過酷なたびになるでしょうが、いざとなったら私の後ろへ隠れてください」
世界はますます混沌を増しているでしょう。ヘンリーとあの人が無事でいてくれることを心から願っています。あわよくば彼の願いが叶うことを。ああ、私も強欲な人間です。彼の連れてきたおふたりは結局何者だったのでしょう。彼が振らない尻尾を上下左右にふりふりと振り回してるようでしたので、彼は本当にその人物を見つけたのですね。しかしヘンリーから手紙がこないことが私は心配です。彼はひと月に一通、必ず手紙を送ってくるのですが、あの日以来一通も送られてきません。旅先で何かあったのでしょうか。あのアイテムを彼が大事に持っていれば、無事でしょうが。リアクターにも適正があると彼はおっしゃいましたか。その人物の考え方や価値観、理念や熱意で引き出せる力は大きく変わると。私には難しい問題ですね。その人が強く考えているほど大きな力が引き出せるというのです。それと創造値がなにか関係があるらしいのですが、ヘンリーがそれを深く望んでいるのだとしたら、私はただ彼を側で応援するだけです。勇者パーティーを頼るのはどうか、と私は彼に相談したことがありました。その時決まって彼は提案を拒みました。今考えると不思議です。勇者という存在は皆に深く認められている存在なのです。勇者パーティーはいつの時代も、世界を救いうると相場が決まっているはずです。ですが彼は一向に勇者を認めません。
「私は勇者をサポートしない。私にできるのはリアクターを育てることだけだ」
強く彼は私に言いました。なにかあったのでしょうか。10年前にはそのような仕草は見せなかったのですが。勇者という言葉を私の口から聞いたときも、彼は尻尾を上下左右に振っていたので。勇者になにか思い当たることがあるのでしょうか。私は地下の書庫の無数の書物を読み漁りヘンリーには及ばずとも多少の知識はあるはずですが、この世界における勇者の役割と思わしき存在は勇者しか思い当たりませんでした。勇者は異世界から卓越したスキルや能力を持って召喚されることは知っていますが、特別に前世から召喚され、特別な待遇などは受けているそうです。有数の実力者から彼の指名で勇者パーティーの候補が決まるそうですが、任命された人物が決定することもあるそうです。一級の超級冒険者のような突き抜けた能力を持った方でも、勇者パーティーの候補に上がるだけでも冒険者としてこれほどの栄誉なことはないでしょう。なにせ勇者はたとえ超級冒険者のような逸材でも持ちえない究極のスキルや能力を幾多にも所持しているのですから。異世界から特別な恩恵を持って生まれ、乱れた世界を唯一救うことのできる存在。女神は勇者に適合する人間の魂を異世界から呼び出し、勇者という名で特異的な恩恵を授け、勇者はこの世界に降り立つ。勇者に適合する魂はごく稀にも見つからない。神の奇跡とも呼ばれるその確率。たとえ女神だとしても、その限りある魂は輝いて見え、女神の与える数々の加護を幾多にも背負うことができ、究極の恩恵を持たせ得る存在。その特異的な恩恵をその身に宿す者は世界でただ勇者のみ。恩恵を持ちながら召喚される人物もいるが、勇者の持つ恩恵とは決して違い世界を救いうるものではない。30年前、ヘンリーは暖炉の火で温められた薄暗い部屋で私に向かってこう言いました。
「たとえこの世界を救いうる存在がいるとしたらそれは勇者のみだ」
ヘンリーはキリっとした目つきで椅子に横たわりながらそう言いました。私も当時勇者の存在は知っていましたので、当然のように頷きました。
「そうね、ヘンリー」
ヘンリーは椅子に横たわりながら私の方をチラッと見つめました。それから椅子の上に立ち上がりこう言ってきたのです。
「私は勇者の来訪を待ち望んでいる。これから数年後、災いが周辺で起こるだろう。私も迎撃するが人手が足りない。我々だけでは決して敵わない強大なモンスターが来るんだ!」
彼はなにか怯えたような様子でこちらを見ながらそう言いました。ヘンリーの言う通り数年後、ヘンリーと私の家の近くのある町で強力なモンスターが出現しました。レンガの住宅を一瞬で倒壊させ、超級冒険者が大勢で立ち向かってもそのモンスターは怯まず攻撃を続け、街は半壊状態まで追い込まれました。偶然通りかかった数人の冒険者によってそのモンスターは討伐されました。彼らの名を知る人はいるのでしょうか。いつかその名を聞きたいものです。きっとお強い冒険者でしょう。ヘンリーがその町へ向かう時、私にこう言いました。
「もう行かないといけません。私には守るべき責務があるのです。帰ってくるので心配しないでください」
彼は本当に立派な方です。モンスターになった今でもヘンリーは私の恩人です。
「ただいま。あのモンスターは倒された。私の責務は果たされました」
玄関に立つ彼はボロボロの状態でした。きっとまた無茶をしたのでしょう。やりきった表情で玄関に倒れこみました。そのあと彼にヒールをかけ、彼はその場でじっと二人で眺める風景に身を寄せました。
「あれからどれくらいが経った?」
「ふたつきくらいでしょうか。随分長く参加していたそうですね」
「私にはただ市民を守ることしかできなかったのです。あのモンスターは間違いなく強敵だった。勝ち目はなかったのだ」
彼は悔しそうにこちらを見つめてきました。
「なぜまた無茶をしたのです?」
私の質問を聞いた彼は驚きました。彼にとってそれは当たり前の事だったのです。
「いまさら何を言っているんだ!これは私の責務なんだ。やらないといけないことなんだ。ずっと昔にそう決めたんだ!」
あの時は困らせましたねヘンリー。
「そういえばあなたが欲しがってた素材を見つけてきましたよ」
「本当か!?」
私の用意した魔石はあるアイテムの素材です。バッグに入っているはずなのですが。
「こちらです」
この魔石は本当に貴重で中々手に入りませんでした。ヘンリーはまさか私が魔石を手に入れるわけはないと思っていたようです。
「これだこれ。これがあればいざというときのために役に立つアイテムが作れる!」
「それで何の目的で使用するのですか?」
ヘンリーは椅子の上に横たわりこちらをチラッと見てからこう言った。
「それは内緒だ。いざというときのために取っておくんだ」
彼はそのまま眠ってしまいました。その時こそっと彼のバッグを覗き込みました。1枚の紙が入っていたのでした。
紙面にはこのように書いていました。知らない言語が多く、一部は解読できましたが他はわかりませんでした。
「ええと。最高至極のスーパーアイテム。一定時間防御力を2倍にする。〇〇〇転移〇〇〇。〇〇〇〇〇〇」
彼にもこのようなおちゃらけな一面があるのだなとその時私は感心したのですが、それ以上に私に大事な事を隠していたことに腹を立てました。大事な事は早めに伝えると以前確認していたはずですが、これはこれで彼の一面ということで良しとしましょう。しかし嬉しかったのも事実です。また、彼はそれから私にこう問いかけました。
「今日の晩御飯は何でしょうか?少しお腹が減りました」
ヒールをかけて起きて間もないはずの彼にこのような食欲がわくことに驚きました。当分お腹を満たしてなかったのでしょうか。椅子に気持ちよく横になって外を眺めながら言いました。外を見るにちょうどその時日が暮れている最中だったので、火が沈む様子を見られました。彼はじっと日が沈むのを見守りました。言い換えることのできないこの気持ちを伝えるのに私には力不足でしょう。
「グツグツ」
晩御飯のメニュで一際難しいのに久しぶりにチャレンジしてみようと思い、私は張り切ってある料理を作っていると彼がくんくんと嗅ぎつけてきました。きっと大好物だからに違いありません。
「おいしそうなにおいですね。もしかして私の好物のグラタンですか?」
椅子からさっと飛び降り、暖炉のそばまで駆け寄り自慢げな様子でした。
「当たり前です。チーズの匂いがしたんですよ。私の好物のあれに決まっているじゃないですか。覚えていてくれたのですね」
「あたりまえですよ。まだほんの2か月しか経っていないじゃありませんか」
「そうなんですか!てっきり一年ほど...」
「聞いていなかったのですね」
そろそろとヘンリーは厨房に近づき、もうじきかといじらしそうに待っていました。ヘンリーはせっかちな一面があるようです。しばらくして料理が完成しました。厨房はチーズの香りに充満し、ヘンリーは2か月ぶりの料理に胸をときめかせているようでした。
「私が運びます」
そう言って彼は特大の盾をおぼん代わりに料理をテーブルまで運びました。運び終わった盾はうまい具合にしまっていました。テーブルの上には大きなお椀のグラタンがのっていました。
「ガチャガチャ」
私はヘンリーが熱々のグラタンを運び終わった後、戸棚から二人分のお皿を取り出しました。
「お皿ですか。私が運びましょうか」
「いいえあなたに運ばせてどうするんですか。私が運びます」
ヘンリーは緊張がほぐれた様子で、暖炉の方をじっと見つめました。それから暗くなった外の様子を眺めているようでした。
「ヘンリー、どうかしましたか」
「いいえ。なにもありません」
私の顔になにかついていたのでしょうか。顔を見た途端暖炉の方を向いたものですから。気のせいでしょうか。ようやくお皿をすべて運び終わったころにテーブルの方を向き、あつあつのグラタンをじっとおいしそうに眺めていました。
「ヘンリーの大好物でしょう。今日くらいはグラタンでも作りますよ。あなたの苦手な野菜を取っておきました」
「まだその話するんですか。私に苦手なものってありませんよ」
彼はいつも私の前で必ず強がるのです。この家の主人としての意識からでしょう。少々うれしい気持になるものです。テーブルに集められた料理ですが、ヘンリーはテーブルで食べることはほどんどありません。あるとすれば重役がこの家に招かれたときでしょうか。
「これはおいしいです。久しぶりの料理ですよ。腹減ってしょうがなかったんですから。感謝しますよ」
「それは結構です。よかった」
「欲を言えばもうちょっとチーズをのせて欲しかった。鼻にくる感じがいいんですよ」
「贅沢を言わないでください。これでも調整してるんですよ」
「がつがつがつ」
今日は褒められると思っていたので少し残念でした。ヘンリーは舌が肥えていたようです。この日の彼はいつもより穏やかでした。彼の責務の一つばかりか二つは達成した後見せる様子だったような気がします。
伝承によると勇者は350階層を突破したと語られている。最高値では670階層という記録を500年前にとったそうだ。50階層はステータスでは1800のボスが待ち受ける。100階層のボスはステータス2100、150階層では2200、200階層では2250、250階層では2280、300階層では2300、それ以降はステータスという基準では測り切れない領域にある。フローズンドラゴンという伝説級のモンスターがいるという噂があり、攻撃力10000を超えると言われていて、防御力も同等もしくはそれ以上だとすると一般の冒険者の10倍以上のステータスを保持している。ダンジョン別で少しばかり変化するが、290階層から360階層の間にあるとされている。攻撃力1万の攻撃を受ければほとんどのプレイヤーは一撃でゲームオーバー。事前に防ぐには特殊なスキルやアイテムが必要不可欠である。1万の壁を突破するに攻撃力2000に攻撃力2000のエクスカリバーを用い、攻撃力3倍のスキルを使用することで実質攻撃力1万2000でダメージを与えられるという高難度こそが、300階層越えのボスイベントで出現するフローズンドラゴンの類の等級クラスのモンスターの討伐の難しさである。攻撃力2000のプレイヤーはごく一部の超級冒険者に限られるため、エクスカリバー級の武器を所持すプレイヤーもわずかであり一般の冒険者からすれば難易度は底知れないことは言うまでもない。素早さの高いプレイヤーはボス級モンスターからの不条理な攻撃を避け続け、長時間でモンスターを打ち取ることはできなくもない。一撃でも喰らえばゲームオーバーのため、途方もない時間をかけてから立ち向かうには惜しい時間でもある。強大なモンスターに匹敵するような素早い冒険者は少なく、ダンジョンに生息する強大なモンスターの素早さは遅くはない絶妙な数値で設定されているので、力の差を埋めるのは圧倒的な熟練の差である。熟練者はこのようなでは有利に働くが、特性によって相性が大幅に変化する。ゲームリフレクターの世界ではプレイヤー同士の相性が勝敗に大きく関わることになっているのだ。フローズンドラゴンのようなモンスターを倒すには相性や弱点を理解し、熟達した技術や高いステータスと徹底した準備でようやく討伐に成功するプレイヤーがいた。その名は結果として記録され、戦歴として記載される。優秀なプレイヤーでは戦績は公開される。




