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魔導書(電子書籍版)と契約し旅にでる  作者: 弓納持水面
第7章 魅惑の宿

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そっちじゃないです。

昨日に引き続き、文章が短めです。

寝不足の目をこすりながら食堂への階段を降りる。

う~ん眠い。

昨日はロバートさんが、魔物とかいうから寝不足だよ。


パンの焼ける良い匂いがする。

そういえば、コーヒーは存在するけど、超高級品なのが残念。

前世でも、そんなに飲めなかったけどね。


テーブルにはミケさんが座り、もう朝食を取っている。

そういえばエルフやゴブリンは人間の半分の睡眠時間ってマドウが言ってた。

ハーフエルフは3/4かも知れない。


「レイカさん〜。おはようございます〜。」

デポさんも、お客さんの居ないテーブルに座って賄いを食べている。

まだお客さんはミカさんと私しか居ない。

「よく眠れましたか〜」


魔物が怖くて良く眠れなかったと答えるとミケさんが笑う。

「レイカって、まさかそっち?」

「それにしても淫魔サキュバスは女は襲わないわよ。」

そっちじゃないです、ミケさん。

じゃなくて淫魔サキュバスって、え?


「お客様〜、変な噂立てられては困ります〜。」

デポさんが昨日と同じく抗議している。


「噂じゃないでしょ、前にロバートも引っかかってるんだから。」

ミケさんが呆れた感じで言い返す。


「引っかかるとは、酷いなミケ。」

ロバートさん階段を降りてきた。

「俺は魔物に襲われたんだぜ。」

注文を出してテーブル席に座る、朝からエール頼んでるよ。


「確か襲ったのは、シルビアさんだったのですよね〜」

デポさんが、あっさり寝返った。

じゃあ本当に、淫魔サキュバス出るんだ。


『淫魔サキュバスはその時、一番心にかけている相手を夢で見せて性交し、生命力を吸い取る精神体だ。倒すのは難しいぞ。』


「あら、相手までは知らなかったわ。シルビアって誰?」

ミケさんが攻めるがロバートさんはエールを飲んでだんまりしてる。


むぅ、やっぱり元彼の事も、気になるのかな?

護衛依頼中にロバートさんと昔付き合ってたってミケさんに聞いたんだよ。


「前にロバートさんと組んでた冒険者仲間ですよ〜」

「男爵の娘さんで魔術師、今はアンセム伯の後妻におさまってます〜。」

デポさん詳しい。

前世の病院にもいた情報通の看護師さんみたいだ。

あれ?サキュバスから話逸れてる。


「おはようジグ、よく眠れた?」

階段を降りてきたジグさんにミケさんが声をかける。


デグさんは昼過ぎになっても起きて来なかった。

ロバートが魔物の正体を話していていたら……。

それでも、まあ駄目でしょうね(笑)。


ちなみに襲われた男性の気にかける相手が男性だった場合、男性が現れます……。


私の黒歴史がまた1ページ。

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