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魔導書(電子書籍版)と契約し旅にでる  作者: 弓納持水面
第6章 商隊護衛

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ほとぼりを

聖戦士は自分に神聖魔法をかけて戦う戦士です。

前にジグがレイカに[蘇生]かけたのは奇跡的な事ですが、ジグは気がついていません。

[聖女ミモザ村]のゴタゴタが片付き数日が経った。


夕方に[まわる水車亭]で食事をしていると、ミケが新しい仕事の話しがしたいと提案してきた。


レイカと弟はまだ大地母神殿から戻っておらずテーブルには3人だけだ。


弟は最近、街にいる間は神殿の練武場に、門が閉まる時間までいる。


大地母神の聖戦士の認定が受けられと聞いた。

認定料金の金貨1枚は高いがロバートと共に春を買ってまわり浪費するよりは良いはずだ。


仕事を急ぐ理由はなんだろう。

大地母神殿の推薦依頼と伯爵からの指名依頼はそこそこの利益をもたらし、パーティーの資金は充実しているはず。


ミケの話では数日中に王都から商隊が到着。

領都で簡単な取引と補給後、国境を越え、商都ハルピアを目指すと言う。

その護衛の入札依頼に入札したいと言う内容だった。


「仕事を急ぐ理由が知りたい。」

ミケに尋ねる。

商隊護衛は危険は低いが、報酬も低い。


「ほとぼりを冷ましたいんだよ。」

ミケのかわりにロバートが答える。

「大地母神殿に1本取られた聖神教派が八つ当たりしてくる可能性がある。」


ミケが補足する様に言う。

「それに実はもう1つ指名依頼があって重複して受けられるのよ。」


その時入口の扉が開き、レイカとデグそしてアヤメと言うレイカの友人が入ってきた。


「アヤメ、部屋に案内するね。6人部屋だけど布の仕切りはあるから。」

3人共、荷物を置きに部屋にあがってゆく。


「本当にほとぼり冷ましたいのは[人狼斬り]だよ。」

ロバートがエールを飲みながら話す。

白昼堂々、名を上げたい馬鹿な戦士に挑まれて、止める為に衛兵が3回は出動していると聞いた。


「あざやかに斬り伏せられた死体出た事件が最近だけで2度あるのよ。」

衛兵が嘆いていたと、ミケが付け足す。

正々堂々だけではないのだろう。


3人が降りてきた。

レイカが店の名物料理の解説をしている。

屈託なく応じる少女はリザードマン刀を油断なく佩いたままだ。


レイカが追加の料理を頼んでいる間に、ミケが商隊の入札金額などをロバートと詰めている。


「アヤメと申します。」

「ハルピアまでの道中[五芒星]に参加させていただきます。よろしくおねがいします。」

夕食後互いに自己紹介をした。

レイカが終始、上機嫌だった。

無名剣士が剣豪に勝って名を上げる。

剣豪小説などではよくある話ですが、挑まれる方は大変でしょうね。


私の黒歴史がまた1ページ。

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