油断
ゴーレム化の際に自動的に骨だけになります。
「ミケとレイカは待機。」
仲間の指示に従い森の繁みに転生者と待機する。
仲間と赤毛と禿頭が魔女の家に慎重に近づく。
[状況確認と解析](使1残6)
スケルトンウォリアー
能力(魔0聖0)
偽装潜伏
スケルトンウォリアー
能力(魔0聖0)
偽装潜伏
魔術偽装がかかってる。
「避けて!」
前衛にむけ叫ぶ。
赤毛が不意打ちを受けたが、盾で防ぐ。
仲間はバックステップしつつ片手半剣を抜いた。
スケルトンウォリアーは人間の死体に魔術的処理をして作成するゴーレムの一種。
片方が剣、片方が剣盾持ちなのは[三本の矢]の装備と一致する。
ただゴーレム化した時点で戦闘プログラムが植え付けられる為[三本の矢]の屑の実力ではない。
完全に油断した。
短時間でのゴーレム作成、偽装魔術、魔女の正体は魔族か魔族クラスの魔獣。
準備なしで挑める相手ではない。
チャンスがあるとすれば魔女が家から出てくる一瞬。
出会い頭で魔法を浴びせる。
鋭い切り返しから禿頭が負傷する。
致命傷ではないが転生者に治癒魔法を指示した。
剣を突き出し赤毛が前に出る。
踏み込み過ぎだ。
スケルトンウォリアーが巻き返しで赤毛の剣を空中に飛ばす。
[火球](使1 残5 )
ゴーレムには効きづらいが牽制は出来る。
振り下ろしの剣撃を赤毛が盾で受けた。
赤毛に武器はない。
「ずいぶんとはよう、つぎがきはりましたなぁ〜。」
後ろから、おっとりと声がかかる。
振り向くと槍を持ったスケルトンウォリアーを連れて、魔女が立っていた。
魔女と目が合う。
「振り返らずに逃げ……」
私が言えたのはそこまでだった。
ミケ視点は文字数少ない気がします。
私の黒歴史がまた1ページ。




