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魔導書(電子書籍版)と契約し旅にでる  作者: 弓納持水面
第5章 仮面の魔女

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追加依頼

久しぶりの二話投稿です。

前の依頼の村長と違って、この村の村長は気前が良かった。

行方不明になった[三本の矢]の捜索の為に[五芒星]を銀貨200枚全額前払いで雇うと言うのだ。


[三本の矢]への依頼は冒険者の店に手数料払っただろうし、開墾事業が始まれば、さらに金がかかる。

村は財政的に厳しくなるだろう。

この村長では早晩この村は立ち行かなくなる。


もしかすると、大地母神殿はそれを見越して投資をしているのかも知れない。

後々資金と共に神官を送り込む布石。

[神を信じる者は神官長にはなれるが大神官にはなれない]

歴史に名が残る、ある大地母神の大神官の言葉だ。


赤髭の戦士とソバカスの魔術師は村長の護衛としての契約日数がまだ残っている為か村に滞在している。

ただ魔術師は簡易神殿に入り浸り老神官の手伝いをしているし、赤髭に至っては酔っていない時の方が珍しい。

仲介した冒険者の店にクレーム入れたらいくらか返金されるだろう。


昼でも薄暗い森を半日、そろそろ昼になるかと言うときにその建物は見えてきた。

大きさ的には魔女の家と言うのがピッタリだろう。

遠目から、ぐるっと周りを回った。


裏庭には手入れされてない薬草畑があり、地面から引き抜かれた大きな切り株が何故か2つ転がって放置されている。


人の気配はしない。

もしかすると、[三本の矢]は村を迂回し街に帰ったのではないか?

だが、冒険者の店に違約金払ってまで逃げ出す理由がない。


「ジグ、デグはついて来い。」

「ミケとレイカは待機。」

ロバートさんの指示のもと魔女の家に近づく。


「避けて!」

ミケが叫んだ。

突然斬りつけられた。

咄嗟に盾で剣を弾く。

目の前に剣を構えた骸骨が現れている。


「偽装魔術とは恐れ入ったな。」

ロバートさんも応戦している。

ロバートさんの前の骸骨は剣と盾持ちだ。


「ジグ、デグ、そっちのスケルトンウォリアーは任せる。」

剣捌きが早い。

弟と2人がかりだが間合いを詰められない。

ロバートさんも盾持ちと互角の勝負をしている。

弟が切り返しを避け損ねて負傷した。

少し後退させて、レイカさんに治癒させる。

かわりに前に出た自分にスケルトンウォリアーは猛攻を仕掛けてきていた。

私の黒歴史がまた1ページ。

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