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魔導書(電子書籍版)と契約し旅にでる  作者: 弓納持水面
第1章 旅の始まり
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自己紹介

冷夏視点です。

主人公とジグ、デグ、がやっと自己紹介します。

男の人が2人、私の事を覗き込んでいる。

あれ?私どうしてたんだっけ?

え~と、そうか。

だんだん記憶が戻ってくる。


たしか私は死神の泉に投げ出されて溺れかけたんだ。

男の人の1人は溺れている私を助けてくれたスキンヘッドの人。

もう1人は初めて見る赤毛のハンサムさん。

見た目はまるで違うけど、何となく雰囲気が似ている。


ん?私、布の下……裸だ。

た、確かに濡れた服着せたまま寝かせるのはありえないし、着てたのも病院服で、下着も治療の妨げになるから、着けてなかったし。


でも、家族とお医者さん以外に見られたのは初めてで……。

う~。恥ずかしい。

そんな混乱している私に赤毛さんは話しかけてくる。


「大丈夫ですか?」


わからない。聞いた事ない言語。

え~と

「あの…日本語通じたりしません?よね?」


赤毛さんは困った顔をしている。

すると頭の中に

『おかしいな?同時通訳魔法が効いていないか?』

と、あのベッドで聞いた声が響いた。

そういえば意味が分かる。


「大丈夫ですか?」

赤毛さんの言葉がわかるし、こちらの言葉も通じるみたい。

困った顔は、私が日本語とか言ったからだ。


「はい。助けていただき、ありがとうございます。」


「なぜ大地母神の泉に?」

「それに弟が言うには、空中から落ちてきたと。」


「え〜と」


『転移魔法の座標事故だと言え。後、そのせいで記憶が混乱しているとも。』


「え~と、転移魔法の失敗で、あと記憶も、失敗で混乱してて、あの…。」


「そうでしたか。魔法は詳しくないので、わかりませんが、そうなのですね。」


その後、互いに自己紹介をした。

赤毛さんはソロス村のジグ。

弟さんはソロス村のデグ。

私は鈴木冷夏。と名乗った。


すると、ジグさんとデグさんは「竜人族」とか「リザードマン語」とか、2人で話しはじめた。


『疲れたから、もう少し休むと言え。』


そのとおり二人に疲れたので休むと伝えた。

そういえば、契約した悪魔か何か知らないけど、頭の中の君。

偉そうに喋るよね。


しかし、今度は返事はなかった。

考えただけでは駄目かもしれない。

音声入力なのかな?



ちなみに音声入力ではありません。

音声入力もできますが、念話で会話できます。


私の黒歴史がまた1ページ。

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