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魔導書(電子書籍版)と契約し旅にでる  作者: 弓納持水面
第1章 旅の始まり
3/369

聖女さま

兄 ジグ

弟 デグ

この世界は平民は基本名前だけです。

その時、大地母神の泉に祈りを捧げていた。

亡くなった祖父が建てた大地母神像が泉の側に佇んでいる。


兄者と自分は近日、冒険者となって旅に出る予定だ。


兄者が言うには、叔父に村を追い出されるらしいのだが、自分には良く分からない。


肩身の狭い村にいるよりは気分が良いと思うのだが、兄者は村に未練があるらしい。


冒険者になる不安は、これと言ってない。

考える事は苦手だが、兄者が居てくれれば替わりに考えてくれる。


これからの旅の無事を願って祈る。

ふと顔を上げると泉の上が光った。

何事だろうと見ていると1人の女の子が光より現れ、水音高く泉に落ちる。


驚いた。

驚いて、大声で兄者を呼ぶ。


ジグ兄者が駆けつけてくれた時には、溺れていた女の子を泉から引き上げてはいたが、どうすれば良いのか分からずにいた。

考えるのは兄者に任せよう。




助けた女の子は奇妙な薄着を纏っていた。

肩をこえるぐらいの長さの茶色かかった黒髪をしていて、華奢で、触れると、柔らかだった。

息はしているが、気を失っている。


右手には小さな黒い板の様な物を握りしめていて、腕には文字の書いてある薄い腕輪をはめている。


「鈴木冷夏」


自分は文字が読めないので何が書いてあるかわからない。

ただ共通語ではないみたいだ。


大地母神が遣わした聖女さまだろうか?


兄者の指示通り、猟師小屋に運び、簡易暖炉の火を焚いて女の子を温める事にした。


濡れた薄い奇妙な着物を脱がせると胸は薄く、肌は真っ白だった。


美しい。

聖女さまだ。

聖女様に違いない。


大地母神が旅に出る我々に遣わしてくださったのだ。


女の子を小屋にあった布で、そっと包んだ。

穏やかな寝息をたてている。


〘冷夏を頼みますよ。デグ〙

どこからか、女性の声が聞こえた様な気がした。

これで登場人物が一度づつ登場しました。

少しづつ話スタートさせないといけませんね。


私の黒歴史がまた1ページ。

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