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魔導書(電子書籍版)と契約し旅にでる  作者: 弓納持水面
第2章 出発

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五芒星

ジグ視点です。

印刷はまだ発明されてない様です。

印刷が異世界技術移転されると識字率上がるので、社会変革進むでしょう。


「ロバート、ドグには娘もいたのか?」

ドワーフがしわがれた声で話かけてくる。


ロバートさんが笑って答える。

「こちらは、泉から拾った、大地母神の歩き巫女さま。」

「デグが落とし物を正直に答えたから、女神様がくれたんだ。」

ドワーフの主人も笑う。


テーブルに座ると、栗色の髪のハーフエルフが注文を取りに来た。


弟がメニューを見て困った顔をしていると、注文を取りに来たハーフエルフがメニューを読んで聞かせている。


レイカさんも聞いているから、文字は読めないようだ。


注文後、レイカさんが何か呟いて、黒い板をメニューにかざした。

魔導具にリザードマン語が浮かび上がってるのを見て、また何か呟いている。


ミケさんは店の掲示板を眺め依頼確認をしている。


「そういやパーティー名はどうなった。」

ロバートさんがカウンターから訊いてきた。


「リザードマン語で[五芒星]と書いて、ゴボウセイ」

と答える。


「リザードマン語とはひねったな。」

ロバートさんとドワーフの主人は感心して頷いていたが、ミケさんは珍しく呆れ顔をしてレイカさんを見た。



「報酬と内容から選んだのだけど……」

ミケさんが依頼内容の書かれた紙を広げる。


木を漉いて作る紙は転生者がもたらした技術と言われている。


それまでは、動物の皮を加工していたので、画期的だとして魔族領から人間、妖魔にまで広く浸透した。


今では公文書から酒場のメニューまで幅広く使われている。


「……という内容。出発は明後日。報酬はパーティー払い。経費込み金貨10枚。前金半額。」

ミケさんの確認に全員頷く。



夜。

「[五芒星]での初仕事だ。各自準備は怠らないでくれ。」

ロバートさんが話す。


「ジグ、パーティー資金から貸し出すから、小盾を買うように。」

ミケさんが確認をする。


「では乾杯!」

ロバートさんの合図でエールを煽った。


楽しい酒はいつ以来だろう。

リザードマン語は「万歳」などの外国人向け、漢字Tシャツの感覚です。

某心の声

「クソダサマウンテンだわ」


私の黒歴史がまた1ページ。

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