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魔導書(電子書籍版)と契約し旅にでる  作者: 弓納持水面
第13章 竜の島

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海の見える丘

アヤメ視点です。

アニメや映画のエンディングソングが、かかる直前をイメージしました。

短めなので連投しました。



遠く、海が見える丘の上に私は[竜桃]と立っていた。

里から距離のあるこの丘も、[竜桃]の背に乗れば四半刻の半分もかからない。


夫である[竜白]は今頃、窯の火の管理で忙しくしている事だろう。

里の特産品である陶器窯の温度管理は火が入り始まってしまうと、終わるまで目が離せないからだ。


だが、何故か女は窯に近づけない決まりなので、こうして[竜桃]と里から出て歩いている。


遠くに帆船が見える。

真っ白な帆を張って、竜の島から離れて行く。

[竜の卵]の皆は、あの船に乗っているのかも知れない。


〘菖蒲。今からでも、ハルピアまで送ろうか?〙

[竜桃]の提案に、私は首を横に振る。

必要な物資、人員が揃い次第[竜翼の里]

に簡易神殿を開くつもりだからだ。


今までの竜翼の里は神官も薬師もおらず、病になったり怪我を負う度に龍鱗の里の母の簡易神殿まで峠を越えて来ていた。

そうした人達の力になるのは大地母神の御心に適うはず。


歩き巫女が根付き、神殿を開くことは旅の終わりを意味する。

旅を忘れ花を咲かせるのだ。

だが、それでもリキタ伯領の大地母神殿で修行した事、レイカ達と過ごした日々を私は忘れないだろう。


[竜桃]が海に向かい大きく欠伸をした。

微かに吹く風が心地よい。


私は帆船が見えなくなるまで、海を眺めていた。


あれ程私を焦がした焦燥感は何故か消えていた。

この章はこれで終わりです。

評価、いいね、等よろしくお願いします。


メタ話。

正直、アヤメをどうするか迷いました。

キャリア案 脱出して冒険者続ける

寿退職案  結婚して冒険者辞める

ギリギリまで迷いました。

結論について、感想いただけると幸いです。


結局、竜白君の情熱に押し切られ、寿案になりました。

(スミレ)は命拾いしましたね(笑)



私の黒歴史がまた1ページ。

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