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魔導書(電子書籍版)と契約し旅にでる  作者: 弓納持水面
第13章 竜の島

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パイオニア

リザードマンのフロワ視点です。

今日は驚きの日でしタ。

聖女様にお会いシ、一緒に猫を撫でたのでス。

最初、私は聖女様と気付かズ、風変わりな貴族の散歩の護衛だと思っていましタ。

なので聖女様が大地母神の懐の深さを説かれてモ、仔猫に奇跡を使ってモ、貴族特有の鷹揚さの発露としか思えませんでしタ。


しかし実際は違いましタ。

仔猫を癒やした後、近くでそれを見ていた人間の女性かラ

「仔猫を癒やすなら、私の赤子も癒やして下さい。様子がおかしいんです。」

と言われ躊躇なく診断をつけたのでス。

結果は栄養不足でしタ。


「栄養不足は癒やせないよ。でも貰い乳すれば治るから安心して」

と聖女様は話さレ、それを見たまた次の人がと、結局二刻(よじかん)近く無料で診察されてましタ。


聖女様の素晴らしさハ、患者さんに軽く触れるだけで診断がつキ、的確な治療法を示せる事でス。

後は無尽蔵とも思える神力。

数えただけで伝説の聖女の12回を超える奇跡を示されましタ。

しかもそれを報酬を求めず行うのでス。

「寄付は出来る範囲で、後日、大地母神殿に納めてくれたら良いよ」


普通なら上級神官の診察は銀貨5枚、治癒魔法は銀貨30枚からでス。


最後の方は人が集まり過ぎテ、

「ごめんなさい。もう時間だから大地母神殿に帰らなきゃ。皆さんに大地母神の御加護を。」

と逃げる様に去りましタ。


ちなみに大地母神殿の方モ、菖蒲様の的確な診断デ、いつになく盛況だったそうでス。



(私へのアクセス数が、やはり聖女が一人いるだけで違いますね。リザードマンの神官が増えれば、竜の島のシェア拡大に繋がります。あなたは神力が7もあるし、パイオニアとして頑張って下さい。)



朝、起きると大地母神から啓示が示された事がわかりましタ。

同室のお花さんが自分の事の様に喜んでくれましタ。

二人で泣きながら大地母神に祈りましタ。

フロワ。

元は、そこそこ良い所の産まれです。

最初、卵から産まれるリザードマンは孵化場に卵を集め、一斉に孵化させ……とか設定考えててましたが、そうすると社会がもっと、共産っぽくなるはずだなぁ〜とか考えてやめました。

共産ぽくなると、必ずシステムの上の方にいるエリートと指導者が現れやがて、独裁に至る(間違っても平等にはならない)ので、竜の島描写がもっと赤々しく(笑)ならないと……。


私の黒歴史がまた1ページ。

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