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魔導書(電子書籍版)と契約し旅にでる  作者: 弓納持水面
第8章 哀れな生き物

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青紫の瞳

[解析]は魔術の心得があれば、かけられた事がわかります。

ただ一部の魔導具や腕利きの魔術使いなら、相手に気づかれずに使う事が出来ます。

昼間の事があって、色々調べてから宿に戻った。

クソ野郎が直ぐに仕掛けては来ないとは思うが警戒するに越した事はない。

私がクソ野郎なら、先ずは仲間を排除するか、離間させてから仕掛ける。

テーブルに座るパーティーメンバーを魔力の瞳で眺めた。



[解析](使1残6)

竜人。女性

大地母神の啓示あり。

能力([魔0][聖4][竜1])

杜若(+3)リザードマン刀


転生者、人間、女性。

無名魔道書と契約中

大地母神の啓示有り

能力([魔10][聖8])

八重(+1)種子島


人間、男性。

能力([魔0][聖3])

試作品(+1) 片手剣


人間、男性。

大地母神の加護あり。

能力([魔0][聖3])


魔族、女性。

能力([魔80][聖3])

豊満(+1)戦闘用エプロン

慧眼、解析用ペンダント、稼働中


魔族、男性。

能力([魔30][聖3])

欺瞞、変装用ペンダント、稼働中

鮮血(+2)片手剣 隠形中


魔族、女性。

魔王の冠と契約中

能力([魔100][聖3])

欺瞞、変装用ペンダント、稼働中



魔族が3体?

最初は忙しく行き来する、この店の女主人に反応したのだろう。

しかし、後の二つは?

上階から貴族風の娘とその従者が階段を降りてくる。

娘の青紫の瞳と目が合った。


魔王の冠との契約者、この娘が今上の魔王。

第二次魔王戦争を引き起こし、[堤防の魔王]と(おくりな)された先代魔王の後継者。

魔都から離れた、こんな所で何をしている?


「ロバートさんが冒険者稼業は、30日ぐらい休みにする。しばらく留守にするって言って出かけたよ。」

何も知らない転生者が、のんびりと話す。

仲間の不在は痛い。

クソ野郎対策で裏から依頼し、[五芒星]を巻き込むのが難しくなった。

とりあえずは赤毛を巻き込み、クソ野郎に備えるしかない。


エプロン魔族が魔王に薄切りの揚げ芋と腸詰め各種、野菜と香料のスープを運んでいる。

厨房のハーフエルフでなく、エプロン魔族、お手制の料理。

エプロン魔族は厨房ハーフエルフに料理を仕込んだ料理の達人なのだが、気に入った相手にしか料理を出さない。


豪商の1人が料理を出せと命じた時があったらしいが、

「魔王陛下ならともかく、命じられても、私の料理は出しません〜。」

と笑いながら断ったと噂はいう。


無表情だった魔王が初めて笑みを浮かべて、エプロン魔族に何か告げている。

エプロン魔族が一度こちらを見た。

クソ野郎の事さえなければ、探りを入れたい所なのだが……。

魔導具や魔法の武器がさりげなく増えてます。

人間の魔力が0〜10にたいして、魔族、魔獣は10〜100です。


私の黒歴史がまた1ページ

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