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【3章完結!】  ステータスダウンしかできない無能デバッファー。追放宣告を受けてしまったが実は最強デバッファーでした。  作者: 追放されるけど何だかんだでハッピーなのが好きな人
一章 無能と呼ばれる男
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無能 奮闘する part4

うおおおお!

ブクマ300超え!

ありがとうございます!

ここから展開もブーストかけていきますのでお願いします


オークエンペラーの攻撃を背中に受けてうずくまってしまう。


「ヒューゴ!」

「抑えたから……大丈夫だ」


確かに相手の攻撃は俺のステータスダウンの魔法を受けた事で、威力はかなり控えめになっている。相手の発言から察するにその考えは間違いないだろう。


「でも!? 血が!?」


しかしそれでもなお人体にダメージを与えるくらいの威力を誇っていた。口から赤い液体が流れ落ちてくる。


「グッフォッフォ。イイザマだな! 所詮矮小なニンゲンよ!」


俺が傷を負ったのを見たオークエンペラーが笑い声を上げる。


「キサマごときゴミムシがこのオレに勝てる訳などないのだ! ゴミはゴミらしく散れぃ!」


気をよくしたのか、今までのお返しをしたいのか、攻撃の手を緩める事なくオークエンペラーが次々と攻撃を放ってくる。雄たけびによる衝撃波、斧を振るって発生させた竜巻、斧を地面に叩きつけての地砕き、どれも俺だけを狙う技でなく、広範囲を破壊できる技ばかり使用してきた。


「くっ!」


ステータスを低下させているはずなのにこの威力。間違いなく目の前の魔物はこれまで出会った中で一番強い。それもただ力任せに戦うだけではなく、オークに見合わぬ知恵を持ち合わせている。

俺ではなくミラーナを巻き込むように攻撃した方が効率が良いとすぐさま理解し、徹底的にその弱みにつけこんでくる立ち回りを取っていた。


「……ヒューゴ。私を降ろしなさい」


抱きかかえていたミラーナの口から言葉が紡がれる。防戦一方の戦いになっているのを見かねての発言なのだろう。


「何言ってるんだよ! そんな事できるわけ!」

「このままじゃあなたの体が持たない!」


当然、俺はその提案を拒否するが、その拒否に対してさらに拒否をしてくる。


「私がいなければあなたは戦えるわ! あなたの実力があればあの魔物を倒せるはず。だから!」

「できるわけないって言ってるだろ!」


俺は怒気を込めてミラーナの提案を断る。確かに彼女の提案を受け入れれば、今のこの展開をひっくり返し、こちらから反撃する事もできるだろう。だが、例えそうだとしてもその提案を受け入れるつもりなど全くない。


「グッフォッフォ。ついに内輪揉めとは! オロカ! 実にオロカ!」


俺たちが言い争っているのを聞いてかオークエンペラーが愉快そうな表情を浮かべている。


「集団には最強の個がいればそれでいい。個以外は全て言う事を聞くだけのただのコマよ! オレこそが最強! 全てを支配する絶対の支配者よ!」


傲慢な発言をしているが、目の前の魔物はそれを達成しうる力を持っている。だからこそここで止めなければならない。


「キサマラの相手はいい加減飽きたわ! これで消し飛ぶがいい!」


オークエンペラーがさらに力を込め、闘気を増幅させる。そして斧を地面に殴りつけ、地を這う衝撃波を放ってきた。先ほどまでのものより、大きく、威力もあるのかガリガリと地面を割りながらこちらに向かってくる。これを喰らってはマズイ。俺はすぐさま回避の態勢を取り、攻撃を避けようとする。


「っ!?」


体が動く。いや勝手に動いたと言った方が正しいだろう。俺は無意識のうちに後退していた。だがそれは自分の足でではない。後ろへ"突き飛ばされた"のだ。


「ごめんね……」


ミラーナが一瞬の隙をつき、俺の体を突き飛ばしたのだ。攻撃の射程圏外に移動させるために。


「ミラ!」

「ご  め   ん  ね」


声は聞こえなかったが、そう口が言っているように見えた。待て。ふざけるな。何故。色々言いたい言葉が出てくるが、今はそれを待ってくれる状況ではない。敵の攻撃はそんなものを待ってくれない。無情にも激しい衝撃波は襲い掛かり、辺り一帯を吹き飛ばした。


ピンチ展開ですが

この作品はざまぁありです

何卒お見守りをお願いします

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