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【3章完結!】  ステータスダウンしかできない無能デバッファー。追放宣告を受けてしまったが実は最強デバッファーでした。  作者: 追放されるけど何だかんだでハッピーなのが好きな人
一章 無能と呼ばれる男
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無能 先行する part5

お休み分のストック

ここで投稿しますね!

ブーストかけますゆえよろしくお願いします!

「は……はやい……」

「全く見えなかった……」


一瞬にしてオークを切り伏せたレイシア。その動きに騎士団の者たちも、ギルド所属の男もその実力に驚きを隠せずにいた。


「オークナイトですら相手にならなくなったのに今更オークが相手じゃ……ね」


当の本人はオークナイトと比べ、戦いがいの無かったオーク相手に落胆していた。最も彼女のおかげで追われていた彼らを無事に助け出せたのだが。


「レイシア、お疲れ様」

「今ので褒められても……。そうだ! いっその事私に弱体魔法をかけるというのはどう? それなら接戦できるかもしれないし」

「おいおい……」


冗談だよとレイシアが返してくるが冗談のようには聞こえない。相手が弱くなるなら逆に自分を弱体化させれば、接戦の戦いができるのではないかとでも考えたのだろう。見た目によらず、どうも彼女は戦闘狂として戦いの衝動に駆られている時がある。


(味方で良かったよほんと……)


彼女を敵に回そうものなら、その実力も相まってかなり厄介な相手になっていただろう。こうして縁ができて共に行動できたのは本当に運が良かったのかもしれない。

弱体魔法があれど、こうして何匹もの魔物を相手に傷一つ負わずここまで来れたのも彼女の力があってこそだろう。


「た……助かりました!」

「ありがとうございます! 何とお礼を言えば」


オークたちに追われていた騎士団の者たちが頭を下げてくる。見た感じ、俺と同じくらいか少し下くらいの年齢といった所だろう。


「怪我はない?」

「はい、おかげさまで」

「と言っても俺は何もしてないけど」

「良く言うよ。君一人でもあれくらいならどうにでもなっただろうに。まぁ無事で何よりだったね」


レイシアが俺に目線を向けてくる。


「人々を助ける仕事をしている俺たちが助けられる事になるとは」

「我ながら情けないわ」

「私たちより年下の女の子に助けられるなんてね」

「ちょっとちょっと! こう見えても成人してるんだけど!?」


どうやら騎士団の者たちの目から見てもレイシアは自分たちより年下の女の子に見えたようだ。確かにぱっと見、顔だけを見ると少女のように見える。


「スタイル。そんなに悪くないと思うんだけどなぁ……」


当の本人はそれを気にしているようでガックリと肩を落としていた。まぁ俺から見てもレイシアはかなり可愛い部類だと思うし、スタイルもいい。あの容姿ならかなり人の目を惹くだろう。

最もその実力と戦闘大好きなあれを見れば、多くの男がたちまち恐れをなして逃げ出しそうだが。


「おい! 話は後にしようぜ! また別のオークどもが来るかもしれねぇ!」


ギルドの男が急かすようにして声をかけてくる。確かにこのままこの場で話し込んでいるのは得策ではないだろう。先ほどまでの戦闘の音を聞きつけ、別のオークたちが襲い掛かってくるかもしれない。早くこの場を離れるべきだろう。


「そ……そうね」

「ああ、この森の事。すぐにヴァルト隊長に報告して」

「きゃぁぁぁぁぁ!」


どこからか甲高い悲鳴が聞こえる。声色から察するにどうやら叫び声を上げているのは女性のようだ。


「ねぇ……今のって……」

「ま……まさかローナル様じゃあ?」


どうやら今悲鳴を上げた人物について、騎士団の三人は心あたりがあるようだ。


「ローナル。聞いた事ある名前だね」

「話すのは後だ! すぐに助けに向かおう!」


悲鳴が聞こえた以上、危険な状況に陥っているに違いない。とにかく、まずは救出すべきだと考えすぐさま、全員で声のした方向に向かう。


「な……なんですの!! 向こうに行きなさい! こちらに来ないで!」


現場にたどり着くと、一人の騎士の女性が一匹のオークにじりじりと詰め寄られている光景が目に映る。


「ロ……ローナル様!?」

「おい! あれって!」

「嘘でしょ!?」


しかも相手のオークはただのオークではなく、オークジェネラルであった。


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