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【3章完結!】  ステータスダウンしかできない無能デバッファー。追放宣告を受けてしまったが実は最強デバッファーでした。  作者: 追放されるけど何だかんだでハッピーなのが好きな人
一章 無能と呼ばれる男
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無能 先行する part4

PV20万達成!

ありがとうございます! ありがとうございます!

引き続き皆様よろしくお願いします。

オークナイトとの戦い。普通の人であれば苦戦するだろう敵。しかし結果的に難なく撃破する事となった。こちらには何せレイシアがいる。俺がステータスダウンの魔法を使って弱体化させると、簡単にスパっと切り裂いてしまったのだ。


「オークナイトは決して弱い魔物じゃないんだけどなぁ……。私がいうのもあれだけど一撃って……」


自身で倒しておきながらも、一太刀で仕留めてしまった事にやはり戸惑いを覚えているようだ。


「す……すまない。助かった」

「怪我はありませんか?」


助けた男から声をかけられたため、駆け寄り体に異常がないか尋ねる。見たところ大きな怪我はしておらず、男自身も大丈夫であると返答をした。


「あんたたちも討伐隊の一員か? 朝集まってた時に見た記憶は無いが」

「討伐隊? 俺たちは"たまたま"魔の森に入って探索してただけなんだが」

「って事は俺たちと同業者か」


相手の発言から察するに目の前の男はギルドに所属しているもののようだ。どうやら彼は討伐隊のメンバーとして今回魔の森に足を運んでいたのだろう。当然、俺たちも討伐隊の事を知ってはいたが、後から色々突っ込まれて詮索されるのも面倒なためわざととぼけたふりをしておく。


「あんたたちもこんな時に探索とは運が悪いな。悪い事は言わねぇ、すぐに引き返した方がいい」

「何かあったのか?」

「オークだ。オークがそこら中にうじゃうじゃいやがるんだよ!」


どうやら討伐隊の者たちもオークと遭遇したようだ。やはりというべきか、オークの大群が魔の森に潜んでいるというのは間違いないようだ。


「しかもナイトやメイジ、ジェネラルまでいやがった! クソッ! こんな事ならすぐに撤退しておけば!」


男が懺悔の言葉を吐く。曰くウッドモンキーの変異種討伐の為にギルド所属のパーティー、複数に加え、騎士団の一部隊が今回の作戦に参加していたらしい。最初は順調に進んでいたが、道中から何匹ものオークと遭遇し、やむなく撤退する羽目になったのだという。

「しかもオークの野郎、どこに潜んでたのか俺たちの来た道で待ち構えてやがった! おかげでパーティーとも離れ離れだ!」


挙句、追い回され他の者たちとはぐれてしまう事態に陥る事となった。男が愚痴をこぼすのも仕方ないだろう。


「な……なぁあんたら、良ければ俺と一緒に脱出しないか? 見た所かなりの実力者だしあんたらがいれば安全に」


「きゃぁぁぁ!」

「く……くるんじゃねぇ!」


再び悲鳴が辺り一帯に響き渡る。それと同時に足音の音がどんどんと大きくなってくる。おそらく誰かがこちらに向かって走ってきているのだろう。


「はぁはぁ……もう駄目」

「馬鹿野郎! 止まったら死んじまうぞ!」

「頑張って! あと少し」


鎧を身に着けた男一人、女二人の三人組が走ってきている姿が目に映る。その恰好から察するにどうやら騎士団所属の者たちのようだ。彼らだけなら良かったのだが、後ろには悲鳴の元凶となるおまけがくっついていた。


「ブフォーーーー!」


どすどすと足音を鳴らしながら四匹のオークが逃がさないと言わんばかりに三人を追いかけている。オークはそれほど足が速くないため、逃げる彼らとの距離は開いている。しかし、逃げているうちの一人が体力が限界に近いのか苦しそうな表情を浮かべている。


あのままだと体力切れで走る事ができなくなってしまうだろう。そうなればオークの餌食となってしまう。


「ちっ! 余計なのを連れてきやがって!」


助かったと思った矢先、別のオークが姿を現す。いくら逃げても自分の目の前に現れるオークに苛立ち、ギルドの男が舌打ちをする。

「あんたたち、俺と一緒に逃げ……」


一緒に逃げようと男が言葉を発する前に、ある人物がすぐさま行動に移る。そして逃げるどころか迫りくるオークたちの前に向かって移動する。


「散れ」


レイシアが持っていた刀を振るう。オークたちの体が切り刻まれ、一瞬にしてその命を奪う事となった。


「な……!?」

「え……!?」


冒険者の男、そしてオークから逃げていた騎士団の者たちもその光景にあぜんとしている。


「うーん。やっぱりオークナイトと比べると物足りないなぁ」


周りが驚きの表情を浮かべる中、見た目が少女のようにも見える女性。レイシアが発した言葉は物足りないの一言であった



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