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【3章完結!】  ステータスダウンしかできない無能デバッファー。追放宣告を受けてしまったが実は最強デバッファーでした。  作者: 追放されるけど何だかんだでハッピーなのが好きな人
一章 無能と呼ばれる男
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討伐隊 任務開始 part5

しばらくこの展開続きそう


「この叫び声は!?」


魔物の咆哮を聞いたミラーナの口からは驚きの言葉が出る。


「なっなんだ!?」

「魔物の叫び声か!?」

「総員構えろ! 何かいるぞ!」


冒険者たちはすぐさま戦闘の態勢を取る。近くに魔物がいる。突然辺り一帯に響き渡った咆哮はこの場にいる全員がそれを意識するには十分だった。


そしてガサガサと茂みが揺れると同時に何者かがこちらに向かって歩いてくる足音が聞こえる。人のものより大きい音が耳に入る。すなわち人よりも大きい存在がこちらに向かってきているのだ。


「ブフォォォォ!」


姿を現した魔物。それはオークであった。


「オークか」

「落ち着け。相手はただのオークだ。キラータイガーに比べたら遥かに格下。恐れる相手じゃない」


冒険者たちはあたふたせず、姿勢を崩さず待機する。オークは力こそあるが、頭脳も低く、素早さもない。普通に戦えば苦戦しない相手だ。


「リーダー!」

「あっちからもくる!」


ズシン、ズシンと別の方向からも足音が聞こえる。どうやらオークは一体だけではなかったようだ。別個体のオークが彼らの前に姿を現したのだ。


「数が多いとはいえ所詮はオーク。天才の私にかかればオーク数体など」

「まだ来ますわ!」


ローナルの声と同時にさらに別のオークが姿を現す。そのオークは他の個体とは違い武具を身に着けていた。


「オークナイトだと!」

「ちっ! ここに来て変異種か!」

「これはちょっときついかもしれねぇ。どうするリーダー?」

「簡単にとはいかないだろうがここで始末するぞ。変異種となれば放っておけん」


現れた敵はオークナイトと三匹のオーク、計四匹。リーダーの男はこれらを退治すると決めたようだ。通常より厄介な相手だがBランク相当の強さを持つキラータイガー三匹と比べればまだマシである。


「ブフォォォォ!」


三匹のオークが並んで攻撃をしかけてくる。オークの攻撃は遅いが重い。まともに直撃すればかなりのダメージを受ける。全員がそれを意識した立ち回りをしていた。


「おら!」

「喰らえや!」


攻撃を当てては逃げる。慎重な立ち回りで少しずつ相手にダメージを与える。


「ブフォォォォ!」

「させるか!」


オークナイトはリーダーの男たちのパーティーと戦闘を繰り広げていた。オークナイトは武具を装備している分、オークと比べ攻撃力も高く厄介な相手だ。そのためランクの高い自分たちが率先して引き受けていた。


「喰らいなさい! エアカッター!」


当然Aランクのウィズもオークナイトとの戦いに加わっていたのだが、彼の魔法ではろくにダメージを与える事ができない。


「邪魔するんじゃねぇよ!」

「口だけはAランクのひよっこはひっこんでろ!」


最早ウィズが栄光の翼の一員であるという事も忘れ、彼らは自分たちの邪魔をするなと注意していた。罵声を飛ばしながらもオークナイト相手に引けを取らず戦えているリーダーの男たち。さすがはBランクといった所だろう。


「皆さん! いきますわよ!」


ローナルたちもオークのうちの一体と戦っていた。キラータイガーと比べるとオークの強さは劣る。それもあってオーク相手に善戦していた。


「倒したぜ!」

「こっちもだ!」


そうこうしているうちに次々とオークたちが撃退されていく。


「これで終わりだ!」


リーダーの男が持っていた剣を振るい、オークナイトに一撃を放つ。それを受けたオークナイトは悲鳴を上げ大きくその場に倒れこんだ。


「よし!」

「何とかなったか」


突然のオークたちの登場に驚きはしたが、変異種のナイトを含め何とか撃退する事ができた。そう、戦いを終えほっとしてしまったのだ。



ビュン



何かがこちらに向かってくる。それの正体に気づいた時には既に手遅れ。大怪我を負っている。そんな状況に陥っているはずだった。


ガキィィィィンと何かがぶつかり合う音が響き渡る。


「っ!?」

「なんだ!」


多くの者たちが音を聞いてようやく自分たちが攻撃されている事に気づく。だがただ一人、他の誰よりも先に"敵の攻撃"に反応し、受け止めたのだ。


「油断しないで! まだ終わってないわ」


剣で攻撃を受け止めていたミラーナがそれを何とか弾き飛ばす。それは土で出来た弓矢であった。土の矢。それは魔法で作られた物にほかならない。


「ブッフォッフォ」


魔法を使う魔物。オークメイジが全員の視界に姿を現した。


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