討伐隊 任務開始 part1
すいません
ストーリープロット何ですが私の力不足で主人公再登場がかなり遅れそう……
まじでタイトル詐欺言われるかも……
投稿しつつそのあたりは報告させてもらえればと思います
「ではこれよりウッドモンキーの変異種討伐のために魔の森に向かう。相手は力こそないが素早い魔物。それも変異種と来ている。皆油断せず立ち向かおう」
「「おおーー」」
ウッドモンキーの変異種討伐隊のリーダーの男が全員のやる気がでるように鼓舞する。その男はギルドのBランクパーティーのうちの一つ、そこのリーダーの男だ。ランクだけで言えばウィズより下だが、今回ウィズは彼一人での参加のため、彼が仕切るよりはリーダー経験の長いあの男にした方が適任だとギルドも判断したのだろう。
当のウィズも自分は天才だから何とでもなるという自尊心と貴族令嬢のローナルとお近づきになれた事で大分機嫌がいい。彼が仕切っていても文句の一つも言わずにいた。
そしてリーダーの男を筆頭にギルドに所属する者たち、ローナル率いる騎士団の者たちはウッドモンキーの変異種討伐のために、いよいよ魔の森に足を踏み入れる事となった。
「緊張するな。俺、森に入るの始めてなんだよ」
「実は俺も何だよ」
「俺も俺も」
こう話すのは騎士団の男たちだ。彼ら以外にも男性の騎士団所属の者が何人もいるが、今回ローナルの指揮の元、ウッドモンキーの討伐隊に加わる事となった。
「でもローナル様とミラーナさんのいるこの隊に入れたのはラッキーじゃね?」
「だよな。あんなに身近で見れるなんて、俺感動だわ」
「でも俺はやっぱりミラーナさんかな」
ローナルは貴族令嬢だけあって見た目も悪くなく、黙っていればそれなりの美人である。最もそれもミラーナの前では霞んでしまうのだが。
「噂によるとヴァルトさんに頼み込んで配属してもらったらしぜ」
「マジ? じゃあヴァルトさんに感謝しないとな」
「普段は男女別で別れているからあんまり会う機会もないしな。これを機にお近づきになりたいぜ」
普段、騎士団での日々の鍛錬は男女別で顔を合わすのは合同訓練の時くらいだ。普段なら会う事もままならない美人が目の前にいる。男たちはその状況に興奮してしまっている。
「確かにな。もしミラーナさんが彼女になったら……たまらねぇよな……」
「おれも、あの目で睨んでもらいたい。踏んでもらえたらなおさら」
「変態かよお前。俺ならあの体を」
ピチャリと何かが上から何か液体が垂れ落ち、騎士の男の顔にかかる。
「なんだこれ?」
「雨? それにしては粘々してねぇか」
「上に何かってうわーーー!」
突然騎士の男が叫んだ事で何事かと全員がそちらに目をやる。すると木の上に座っている一匹の魔物の姿が目に映った。
「キラータイガーだ!」
「総員構え!」
木の上にいた魔物はキラータイガーだった。キラータイガーは地上での行動を主としているが、身軽なため、木の上に昇る事も得意としている。
それに加え、鋭い牙と爪を持ち、それに切り裂かれれば一撃。そんな技を繰り出してくると言われている魔物なのだ。
リーダーの男はひるむことなく戦闘の態勢を取る。さすがはBランクパーティーのリーダーをしているだけある。キラータイガーが現れても冷静に対応していた。
「がるぁぁぁ!」
ヒョイヒョイと素早く移動しながらキラータイガーがこちらに向かって移動してくる。
「おらぁ!」
「そこだ!」
それぞれ得意とする得物を持つ男たちがキラータイガーに攻撃を仕掛ける。しかし俊敏な動きをするキラータイガーにダメージを与える事ができない。
「さぁ私たちもいきますわよ!」
ローナルの号令の元、騎士たちもキラータイガーに向かって攻撃を放つ。しかしその攻撃ですらキラータイガーは難なくかわしてしまう。
「皆さんここは私が仕留めましょう! エアカッター!」
今度はウィズが風の魔法で刃を作って放つが魔法による攻撃ですらかわされてしまったのだ。
「ウィズさん! エアカッターでは駄目です! もう少し強力な魔法でないと」
「分かりました。時間を稼いでください。魔力を込めますので」
Bランクパーティーも加わっているとはいえ相手はキラータイガー、キラータイガーもBランクパーティーがいてようやく撃破できるくらいの強さを持つ魔物なのだ。
「くっ! こう木が多くては戦いにくい」
「それにこう人が多くちゃな!」
「おい、お前! 邪魔だどけ!」
「何だと! てめぇこそ邪魔だ! どきやがれ!」
それに加え、今回は変異種討伐という事で大勢出来ている。普段とは違い多人数での戦闘は皆初めてなのだ。そのため、いつも以上の力を出せずにいた。
「がるぅぅ……」
そしてそんな状況はキラータイガーにとっては幸運だった。相手の数が多い。それは一見不利な状況だがこう取る事もできるのだ。
(餌が大量にいる)
「がるぁぁぁ!」
跳躍するキラータイガー。騎士の男の一人の懐に入り込み、自身の爪でその体を大きく切り裂いた。
「ぎぃやぁぁぁぁ!」
先行き不安となる戦いがまさに始まろうとしていた。




