プロローグ
後書きの女神?の言葉のニュアンスを若干変更しました
金剛剛。わけあって18歳(前世合わせて46歳)。漢女。最近の趣味は、園芸(誰も育てているのは野菜とは言っていない)。198cm。細身かつ筋肉質な体は、
野性味あふれる端正な顔立ちとあわせて、多くのものを惹きつける。
そんな彼...彼女は、人生を賭けたゲームに参加している。
その名も”人生逆RTA”。その名の通り、人生をいかに長く送るか、というゲームである。
ルールは簡単。転生最初の20年は、チュートリアル期間として、一切ゲームに関わらない。
そして人生21年目からは、転生主からさまざまなミッションが与えられる。ちなみに、転生主と転生者はタッグで、いかにバランスの取れたミッションを受注受理するかが肝となる。
ミッションの成功報酬は、ランダムで決まるが成功させたミッションの難易度に応じて、報酬の質も上がる。
この性質を利用して、時に他者を蹴落とし、時に覇道をのぼりあがり、ゲームの優勝を目指す。
そして、優勝した転生主にはゲームの舞台となった世界が与えられ、転生者には好きな望みを一つだけ叶えることができる権利が与えられる。
そして、このゲームは創生神が代替わりする時にのみ開かれるものである。したがって、今回開催されるのは、星の一生が始まって終わることを10の16乗回分繰り返してもまだまだ、足りぬほどかなり久しぶりなことである。
いま稀有な人生を送った漢女が、その大胸筋のうちに秘めた願いを頼りにゲームの優勝を目指して、そのパッションをときはなつ。
剛「いやぁねぇ、ワタシそんなに野心深くないわよ」
女神?「うそつき」