序章1 思い出したくない記憶
何もない人生を描いている主人公。
異世界転生を視点も、何も変わらなかった。
希望に満ちあるれもせず、期待もされず。
そんな人生の中彼は、ある約束を思い出す。
その内容とは.......
彼に待ち受ける不幸とは何か。
どうして、彼は世界を壊すことに決めたのか。
僕は、この世界が嫌い。
いつも、そんなことばかり考えている。
毎日仕事に行き、上司から怒られ、成果を上げれば横からとられる。そして、その企画が失敗すれば自分のせい。
生きている意味を見出せない。
毎日毎日同じことの繰り返し。怒る感情どころか喜ぶ環状すらどこかに消してしまったようだ。
何をしているのだろうか、誰ともかかわることはしたくない。
この世の中は、どうしてこんなにも自分本位なのだろうか。
そして、僕が自分本位で物事を言えば、周りはそれを怒る。
理不尽だよね。
もう一度やり直せるのなら、しっかりとした人生をやり直したい。
そう思いながら、毎日を過ごす。
自分には何もない。生きてる自分に自信なんてものは少しもない。
そんなある日、郵便受けを開けると一通の手紙が入っていた。
「同窓会の案内 何年も言っていないな。」
小声で言った自分の一言。
行くつもりもないし、行っても自慢話をされるだけ。それなら行くつもりはない。
同窓会は、最初の一回だけしか行っていない。その時も、行くつもりがなかった。どうせ、つまらないと考えていた。
それは正解。昔馴染みは、楽しそうに今の現象を話、自慢する。やっぱりそうか、と思いながらその日を終えた気がする。聞きたくもない話聞かされ、二次会も誘われたが断った。それ以外行っていない。
今回も行かないと決めていた。
そうして、彼はいつもと同じように、仕事に向かった。
今日はいつもと違い、取引先の人と会う予定がある。
いつも、嫌なんだが今日は一段とやる気が出ない。
「休みたい。どうせ仕事が取れても成果は上司に持っていかれる。休んじゃおうかな・・・・・」
そんな朝だった。
午後になり、取引先に移動をし始めバスの待ち時間、自分は思わぬ人と出会った。
「音無君じゃない?」
そんな声が聞こえたが、僕は正直周りに興味はなかったので虫をした。
「すいません、人違いでしたか?」
彼女は、何度も自分に声をかけてきた。
「間違えてしまっていたらすいません。」
僕に話しかけている彼女に顔を上げ人違いですといいたかった。
そこにいたのは、同級生の瀬野 直美だった。
「そうですが、あなたは誰ですか?」
彼女は、ちょっと不機嫌そうに「同級生の瀬野だよ。忘れちゃったの?」といってきた。正直忘れていた。どうでもいい人生ほかの人のことなんて覚えるだけ損。
そんなことを思っていると、「今回の同窓会は来てくれないのかな?」といってきた。
「僕は、行かないよ。 どうせつまらないし。」
僕はそう返した。行きたくないし行くだけ時間の無駄だとも思っているので。
「音無君の今が知りたいし、この後少しお話しない? いやかな?」
彼女は少し笑顔で行ってきた。
僕は正直、話すことも聞くこともない。どうでもいい。それに、早く帰って寝たいのが本音だ。
僕がそう返そうとしたとき、後ろから先輩がこういった。
「お前はどうせ行かないだろ。ごめんね瀬野さん。せっかく誘ってもらったのにこいつはそういうやつだから。」といった俺に挑発してくる先輩。
自分は嫌だったが、「いいよ、仕事何時に終わるの」といってしまった。
「携帯持ってる? 連絡先交換しよ!!」といい彼女は、携帯を取り出してきた。
自分も取り出し、連絡先を交換する。
「終わったら連絡して!! 終わったらこっちも連絡するから」といって別のバスに乗り込んでいった。
正直断ってやりたかった。僕は人が嫌いだ。
そして先輩が「かわいい子じゃん。お前にはもったいないから今度紹介しろよ」といった。
先輩の策略にはまっていたようだ。
「はい」といって、取引先に向かうバスに乗る。そこからは、先輩にあの子のことを聞かれたが覚えていないといって、はぐらかしながら取引先に向かった。
何で、会ってしまったのだろうか。
後悔しかない。